
2023年5月9日 第671号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
5月9日
第671号
編集・ココちゃん
規制委の独立性確認の猿芝居
IAEA確認、信用できない
日本、当初から指定理事国
これで公正な判断できるか
国際原子力機関(IAEA)が、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水とされる汚染水の海洋放出で、「原子力規制委員会は独立した規制機関として機能している」と評価する報告書を発表しました。ですが、その規制委は、推進する側にある資源エネルギー庁と協議するなど、規制側としてはあり得ないようなことを平然とやっています。これのどこが独立していると言えるのでしょうか。これはもう、日本が当初からIAEAの指定理事国になっていることが背景にあり、サル芝居的発表でしかないものです。
福島事故で規制委と協力関係
09年から19年までIAEA事務局長を務めた天野弥之氏(故人)=Wikipedia
そもそも、どうしてこんな発表をする必要があったのか。これはもう、明らかに処理水と称する汚染水を海洋に放出することを問題なしと見せかけるためであり、放出先の漁師たちや県民、しいては多くの国民を欺くものでしかありません。
IAEAは、今年1月に専門家チームが来日しており、東京電力の処理水放出計画に対する規制委の管理や監視体制、県民とのコミュニケーション状況などを調査しています。これを背景に、規制委が、規制機関として独立していると認定したのです。しかも、IAEAは、「安全性を評価する責任を負っている」として、このような発表が当然であるかのように装っていることです。
IAEAは、福島第1原発事故処理などで原子力規制委員会と協力関係にあります。これは揺るぎようのない事実です。こうしたことは、
漁師との約束反故でも評価
IAEAの理事国に、日本が創設された当初から「指定理事国」になっていることにもあります。
理事国には変動がありますが、この「指定理事国」は全く変わることがないのです。合わせて13カ国がこの指定理事国になっているのです。
このようなこともあって、日本はIAEAのトップである事務局長を天野弥之氏が09年から亡くなる19年まで10年以上も務めています。
IAEAの本部はオーストリアにあり、地域事務所が2カ所、その一つが東京です。IAEAは、国連の機関ではありませんが、国連の保護下にある自治機関です。
日本はIAEAへの拠出金として全加盟国比で20%を出しています。こうした拠出金だけでなく、核不拡散基金として、国際的核不拡散の強化を目的として、日本が単独で拠出している特別拠出金もあるのです。
このように多くの拠出金、当然ながら、金は出すが口は出さんなどになるはずがないのです。口を出す狙いがあるからこそ金を出すのです。これはある意味理にかなったこととも言えます。
IAEAは、今回ことさらに発表した評価する報告書で県民とのコミュニケーションをあげていますが、これとて偽りに満ちたものです。
汚染水問題で、経産省と東電は15年夏に、ALPS処理水は、「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」と、福島県漁業協同組合連合会に書面で回答しています。約束です。放出は漁師との約束を完全に反故にするものであり、IAEAが言うコミュニケーション評価などできるものでありません。これからしてもIAEAは偏向していることです。
道しるべ IAEAは完全に日本政府の意向に沿ったものになっています。福島原発事故による処理水と称する汚染水の海洋放出を正当化することで、原子力規制委員会は独立性が保たれているとしたのです★金を出せば口も出す。こうした日本政府の意向にそって国際機関として不当極まりない口を出してきたのです★関係者の理解なしにいかなる処分も行わないの約束が簡単に反故にされるのです★ALPS処理水とされる汚染水の総量は125万トン。1000基のタンクで保管されています。合意がないまま、放出のトンネル工事も進められているのです
ココちゃんで~す
ココちゃんたち、公園でおいしいサンドイッチ食べたワン 😍 😍
おいしいサンドイッチ屋さん見つけたんだワン🥰 🥰 みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
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