
2023年4月29日 第661号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月29日
第661号
編集・ココちゃん
高裁那覇支部は法を理解せよ
辺野古抗告訴訟口頭弁論始まる
国交相採決違法明確
新基地での被害は県民全てだ
日本が引き起こした戦争の結果であり、大きな顔をできませんが、アメリカもまた、戦時国際法であるハーグ陸戦条約により禁止されている民有地、当時の宜野湾村にあったここを強制接収して作ったのが普天間基地です。戦争が終われば返還しなければならない民地の占有を今なお続けているのです。国際法に違反する行為に日本が代替え地を提供する義務などありません。にもかかわらず、政府は代替えとして辺野古基地の新設を強行しているのです。当然として起きたのが、辺野古の埋め立て承認を県が撤回した処分について、国土交通相が取り消したのは違法とした国交相裁決取り消しを求めた抗告訴訟の控訴審です。その第一回口頭弁論が始まりました。
不法占有、代替え必要ない
高裁那覇支部が入る合同庁舎=Wikipedia
抗告訴訟の控訴審は、福岡高裁那覇支部で、27日に第1回口頭弁論が始まりました。
この日弁論をおこなったのは辺野古に住む金城武政さんです。金城さんは意見陳述で、74年に母親が米兵に頭をブロックで殴られて命を奪われた過去を振り返りながらです。基地がある故の悲惨な事件です。
こうしたことから「人さまと向き合うことがおっくうになり、暗い生活を送りました」語っています。
金城さんはこの後辺野古を飛び交う欠陥機であるオスプレイの墜落事故が近隣で起きたこと、米軍機の騒音被害などにさらされていることを話し、原告にとっての精神的苦痛はすでに生じていると強調しました。
「基地ができればさらなる苦痛が生じるのは明らか」と訴
防衛局・公明党国交相の無法行為
えました。
一審の那覇地裁判は、辺野古基地造成のための埋め立てそのものによって被害を受ける人にしか裁判を行う原告適格がないとして、住民の訴えを退けています。
とんでもない国に寄り添った地裁判決です。辺野古に新基地ができることにより、米軍のオスプレイをはじめ、F35Bステルス戦闘機(辺野古新基地はオスプレイが発着する基地と、表向きはそうなっていますが、F35Bが発着できる仕様になっています)などが発着するようになります。
こうした航空機が飛び交うことによって、一定の高さの住宅が事故に遭う危険が予測されるものです、こうした状況になる住民らに「原告適格」を認めないような判決は国に沿ったものです。高裁那覇支部には、このような地裁判決を覆すことが求められるものです。
そもそも問題なのは、辺野古の埋め立て承認を県が撤回した処分について、公明党所属の国土交通相が取り消したことにあります。
当時、自民党の仲井眞弘多(なかいまひろかず)知事が13年12月に承認したものですが、その後知事がかわり、18年8月、工事海域に軟弱地盤があるとして承認を県が撤回した経緯があります。
こうしたことに対し、防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法を持ち出して国交相に審査請求です。審査請求を受けた国交相が19年に処分を取り消す裁決をしたのです。那覇防衛局、「官」が訴える行政不服審査法を悪用したことです。
これがそもそも違法行為なのです。官である防衛局に行政不服審査法を使える資格がないのに、公明党の国交相がそれを認めて撤回の採決を下す、二重の無法行為です。
道しるべ 辺野古抗告訴訟の控訴審がはじまりました。直接当事者にしか資格がないなど、司法に携わるものとして考えられないような見識のなさです。辺野古新基地ができれば、被害を受けるのは沖縄県民全てです。これでどうして資格がないといえるのでしよう。見識のなさというより、国への忖度なのでしよう★それにしても、司法に携わるものとしては情けない姿勢です。忖度=自分らの保身です。このような司法に判決を下される国民はたまったものでありません。戦時国際法に照らしても明らかな違法占有。その代替えをなぜしなければならないのか。
ココちゃんで~す
うわ~い 滝があったワン 😍 😍
大阪府堺市大仙町・大仙公園日本庭園 ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です