
2023年4月28日 第660号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月28日
第660号
編集・ココちゃん
原発5法案で70年超え
老朽化で危険増す恐れ
誰が審査をするのか
エネ庁答えられず
岸田政権が原発政策を一大転換して進める原発回帰、GX電源法案としての原発推進等5法案によって60年超えどころか最長70年超えの運転も可能になる枠組みであることが鮮明になりました。衆院経済産業委員会で日本共産党の笠井亮議員の質疑・追及によるものです。
経産省「12年超え可能」
東電柏崎刈羽原発=同社ホームページ
原発推進等5法案とは「原子力基本法」「電気事業法」「原子炉等規制法」「再処理法」「再生可能エネルギー特別措置法」です。
同議員は、運転期間延長問題を取り上げる中で経産省提出の「原子炉の停止期間」一覧を示し、「一部の原発ではすでに停止期間が最長12年で、改正案は60年超どころか最長70年超えの運転も可能になる枠組みが
できると」指摘しました。
この指摘に対し、西村康稔経済産業相は「仮に全て基準に照らして他律的な要因と認められる期間であって、12年の申請が出てくれば可能」との答弁です。
原発の通常運転期間は、これまで原則として40年です。延長も認められてはいますが、最長の延長期間は20年です。
20年を超えて
更なる延長も
ところが、今回岸田政権が国会に提出している5法案で「電気事業法」の改正案は、新規制基準対応などの停止期間を「他律的要素により停止していた期間」とし、20年以上のさ
規制委は今後の方針未定
らなる延長、それも何度でも認められるものとなっていることです。
同議員は電気事業法改正案に基づく運転延長の認可を誰が審査するのかともただしています。資源エネルギー庁松山泰浩電力・ガス事業部長の答弁は「法律が成立した暁には、審査いただくための態勢をつくっていく」とし、その審査体制ができていないことを認めたもので、誰が、どこが審査をするのかについては答えられませんでした。
欠陥法案そのもの
国会提出がおかしい
これはもう、その認可の審査体制もないのに、延長を、それも再々の延長でも認めるというとんでもない法案であることで、このような法案を国会に提出することそのものがおかしいのです。
北電、東北、中部
3基が対象に
この明らかな欠陥法案を強行成立させた場合、70年超え延長の対象となる原発は1基や2基ではないのです。
北海道電力泊原発と東北電力の東通、女川、中部電力・浜岡はそれぞれ3基全てが対象です。
北陸電力、日本原子力発電はともに2基が対象。他に中国電力が1基。関西電力は7基のうち高浜の2基とすでに再稼働を始めている美浜の1基があります。東電は7基中柏崎刈羽の3基がそれぞれ70年を超えることになります。中国電力は1基です。
科学技術的な審査もなく、経産省と電力会社が延長を決めてしまうことの危険性ははかり知れません。
しかも、規制する側の規制委員会が推進側と一体になっている問題があります。そんな規制委ですから、今後の方針も未定になっているのです。
道しるべ 原発の運転期間延長で、日本共産党の議員が国会質疑で追及し、問題を正しています。同議員は、原子力を規制する側にある原子力規制委の山中伸介委員長にも質問しています★規制委は、推進する側の資源エネルギー庁と接触するなど、あってはならない関係になっています。制度改正を巡り、7回も面談していたというのですから、これはもう犯罪行為です★そればかりか、面談に記録の必要がない駅を選び、内部文書を受け取っていた規制委です。発端はフリーライターが内部告発を受けたことです。結果、これを認めざるを得なくなったのです。
ココちゃんで~す
うわ~、大きなお魚いっぱいだワン 😍 😍カモさんもいるワン🥰 🥰
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
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