
2023年4月23日 第655号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月23日
第655号
編集・ココちゃん
陸自八尾駐屯地、市に打診
強靭化に伴う改修・増築
八尾市、計画内容国に確認せず
部長「確認しても答えていただけない」
岸田政権は、全国の自衛隊基地の強靭化を決めましたが、大阪府八尾市にある陸上自衛隊八尾駐屯地から早々と、八尾市に改修・増築に伴う打診をしていることが明らかになりました。八尾市議会で、日本共産党・田中ゆうこ市議団長がただしてわかったものです。しかし、所管の市建築部長は計画内容を確認せぬままです。「確認しても答えていただけない」ので確認していないとしています。岸田政権は、全国の自衛隊基地の強靭化を決めましたが、大阪府八尾市にある陸上自衛隊八尾駐屯地から早々と、八尾市に改修・増築に伴う打診をしていることが明らかになりました。八尾市議会で、日本共産党・田中ゆうこ市議団長がただしてわかったものです。しかし、所管の市建築部長は計画内容を確認せぬままです。「確認しても答えていただけない」ので確認していないとしています。
陸上自衛隊八尾駐屯地=ザウルスちゃん撮影
国は計画内容示せ
大阪府八尾市空港1丁目81にあり、八尾空港内に所在しています。駐屯地には、中部方面航空隊も駐屯しています。駐屯地指令は 、中部方面航空隊長が兼務しています。
自衛隊基地の強靭化は、核攻撃なども想定、全国にある約300カ所の自衛隊基地が対象となります。
関係する自治体への行政手続きの打診にとどまらず、工事に伴いゼネコンとの話し合いまですでに進めているのです。
八尾市議会で田中市議の質疑は「(陸自八尾駐屯地から)相談を受けているか」としたもので、市建築部長は「相談が来ている段階だ」と認めています。
その上で同部長「建築通知に法的な問題がなければ処理した(処理期間最大35日)のち、防衛省は工事着手に入る」との見通しを示しました。加えて、市民に公表されるのは、行政手続きを終えた後に閲覧できる「建築計画概要書」であるとしています。
防衛省が強靱化のために新築や大規模改修・増築などを行う場合、八尾駐屯地がある八尾市の場合、関わる手続きは「都市計画法」に基
八尾市は非核の都市
づく適用を受けるかどうかの第一義的な窓口が八尾市になります。さらに「建築基準法」に基づき、計画通知を八尾市建築部審査指導課に提出しなければなりません。現在ある基地だからと、勝手に改修したり、増築するなどはできないのです。こうしたことは、一般の建築物も同様です。
同部長は、「建築通知に法的な問題がなければ処理する必要がある」としていますが、問題がないはずがありません。核攻撃をも想定した強靭化は、核攻撃を受けるというものです。
核攻撃を受ければ、駐屯地の被害だけではすみません。八尾駐屯地周辺は民家にかこまれているのです。放たれた核が、ここが基地、ここからが民地と明確に遮断するなど有り得ません。
核攻撃に耐えうる基地化となれば、基地全体を地下化するか、シェルターで覆うかです。どちらにしても、膨大な量の生コンクリートや鉄骨材が必要になります。地下化だと、これだけの基地、排出する残土が大量に出ます。加えて地下水の汚染を招きかねません。
加えて、工事期間中に工事車両の増加による騒音も問題になります。
このようなことになっても法的な問題がないと言い切れるでしようか。八尾市の弱腰の姿勢も問題と言わざるをえません。こうしたことから、田中市議は「計画内容を国に確認しない八尾市政も市民を守る責任を放棄している」と批判しています。
まさに、八尾市は市民を守る責任を放棄していることになります。
八尾市はこのような計画は突っぱねることを前提として取り組むべきです。「平和都市宣言」をしている八尾市です。それだけに、核攻撃を前提とした自衛隊基地の強靭化などは絶対に認めてはなりません。
道しるべ 陸上自衛隊八尾駐屯地のある大阪府八尾市。その市庁舎前庭に「人々の平和への想い」を象徴し、未来へのメッセージを託す」モニュメント「光のみちしるべ」が建てられています★八尾市が、非核・平和都市宣言をしてから10周年の節目を迎えたのを機会に建てられたものです★その八尾市で自衛隊八尾駐屯地の強靭化が行われようとしています。その強靭化は、地震などに強い構造にというものではありません。核攻撃を想定したものなのです★言い換えれば、核攻撃を受ける自衛隊ということなのです。非核の八尾に、そんな強靭化の必要はありません。
ココちゃんで~す
うわ~、フジの花より人の数の方が多いみたいだワン 🤣 🤣
22日、長居植物園でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です