
2023年4月16日 第648号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月16日
第648号
編集・ココちゃん
コロナ、政治判断でいいのか
科学的検証なく雰囲気だ
位置づけ、2類→5類に
医療費、原則自己負担に
新型コロナウイルスの感染者がまた増加しつつあります。こうした中にあって、政府は来月8日に、感染症法上の位置づけ、これまでの「2類」から「5類」に引き下げます。科学的な検証がないまま、雰囲気だけによる政治判断によるものです。マスク着用はすでに個人判断になっています。
事業者まかせの判断
加藤厚労相(Wikipedia)
全国の新規感染者、4月15日には8596人が確認されています。死者は22人、入院62人、重症者数累計は53人になっています。
最大数を記録した時からすれば減ってはいますが、収束には至っていないことです。
こうした中、位置づけを引き下げるなどは、全くおかしなことです。5類への移行によって、医療機関、スーパー、役所などに推奨してきた、アクリル板の仕切り、検温、消毒液設置がそれぞれの事業者の判断になるのです。
こうした感染対策の緩和は、多くの人たちの心の緩みを招くことにしかならず、結果的に感染者を増やすことにつながってしまうのです。新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられることで、コロナに関わる医療費、高額な治療費などについては支援が継続されますが、原則自己負担になることです。
医療機関においての、外来受け入れはインフルエンザを診療する内科・小児科が担うことになります。 このため、対応する医療機関を約1・5倍に増やすとしています。
同時に、感染者に対しての入院勧告、感染者との濃厚接触への外出自粛要請もなくなります。
政府、歳出抑えに躍起
しかも、感染者数の把握について、これまでの全数把握から定点調査に切り替わるのです。
この方法では、一定の医療機関による調査となり、これを国立感染症研究所が集計し、週1の発表になります。これまであった、都道府県ごとの発表がなくなります。
これに加えて、都道府県ごとの死者数の報告・公表もなくなり、死者は「人口動態統計」で推移を把握る方針になるようです。これでは、全死者数の公表まで二カ月もかかることになり、さらに死因別では5カ月もかかります。
このようなことで、果たしてコロナに対する対策をたてられるのか。まともな対策などたてられるはずがありません。迅速な報告と集計をなくしてできることではないのです。それ以前に、政府としてはもう、コロナに関わる対策などは放棄したということでしかありません。
コロナの感染状況について、京都大の感染症疫学の教授は「新たな変異株への置き換わりによって感染者全体が増加。概に第9波に入っていると考えられる」としているのです。
専門家が事態をこのように受け止めているのに、政府・厚労省には、そんな受け止めなどみられません。ただ周囲の雰囲気だけを見て、政治判断で緩和策を打ちだしたのです。
このようなことには、科学に基づいた検証が不可欠なのに、その姿勢が全くみられません。これが岸田政権のやることなのです。
とにかく政府は支出(歳出)を抑え、大軍拡予算に回すことしか念頭にないと言えるものです。国民の健康など考えていません。
道しるべ もう4月も中旬、間もなく大型連休がやってきます。公休に加え有給休暇を組み入れれば最大ム9日間にもなります★今回のゴールデンウィークは、久々の行動制限がないものです。マスクの着用も本人まかせです。ですが、コロナは拡大傾向にあります。しかも、ワクチンの4、5回め接種も低下しています★感染拡大の要素が大きくなっているのです。感染数の把握が全数把握でないとなれば、リアルタイムでの対策もできません★感染者が増加すれば、間違いなく医療機関の逼迫を招きます。感染で重症化しても入院することも困難になりかねません。
ココちゃんで~す
うわーい、おやつケーキとパフェだワン 🥰 🥰
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です