
2023年4月9日 第641号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月9日
第641号
編集・ココちゃん
東京多摩住民、高濃度PFAS
住民団体、京大准教授調査
横田基地汚染源
米学術機関設定値上回る
米軍横田基地周辺をはじめ東京都多摩地域の井戸水、水道水から、人体に有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が検出されていますが、同基地の東部に位置する国分寺市、立川市などの住民の血中から高い濃度のPFASが検出されたことが分かりました。住民による「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」と、分析を担った原田浩二京都大学准教授がオンラインで記者会見「多摩地域住民の血中濃度自主調査」とした中間結果を公表しました。
水道用水の地下水汚染
米軍横田基地 (Wikipedia)
PFASは、航空機火災などで使われる泡消火剤にも活用されており、米軍基地の中ではジェット機事故や訓練などでPFASが含まれる泡消火剤が使われてきたことがわかっています。
ほとんどが分解されることなく体内や自然界に蓄積されという、人間が作り出したとんでもない化学物質です。
この物質は、体内に蓄積されると害を及ぼします。これまでの研究で確認されていることにはつぎのようなものがあります。
●前立腺がん・精巣がんなど一部のがんのリスクの上昇
●妊娠、高血圧症など生殖への影響
●コレステロール値上昇や肥満のリスクが高くなる
●低出生体重・骨の変異など、子どもの発達に関わる影響
●ワクチンに対しての反応を示し、免疫力を低下させる
これらは、あくま
基地、使用工場な徹底調査を
でも現在わかっている、確認されているものであり、まだ解明できていないこともありうるわけです。
この調査は、昨年11月~今年1月にかけて、19市町村の273人から採血を実施してのものです。採決した血液を分析した結果、調査したほぼ全ての人からPFASを検出しています。
平均血中濃度はPFOSやPFOAなど4物質の合計で1ミリリットル当たり28・1ナノグラム(ナノは10億分の1)が検出されています。米国の学術機関である科学アカデミーズ(日本学術会議と同じ)が設定している「健康リスクの指標値」(7物質の合計で20ナノグラム)を上回っていました。
10人以上の採血をおこなった9市町の合計249人でみると、国分寺市の79人が45・7ナノグラム、立川市は41人で30・0ナノグラム、小平市15人で24・0ナノグラム、あきる野市18人21・3ナノグラム、福生市24人で18・0ナノグラム、青梅市は19人で16・8ナノグラム、羽村市23人16・7ナノグラム、小金井市12人16・6ナノグラム、瑞穂町18人14・0ナノグラムの数値です。
このうち、国分寺、立川など4市が米国の指標値を超える高い傾向を示しています。国分寺市はほとんどの人、立川市は78%の人が米国の指標値を超えていることです.
PFASの漏出は、米軍基地だけとは限りませんが、米軍が漏出していることはNHKでも報じられており既定事実です。健康に関る重大な問題であり、放置して済まされることでありません。域内でPFOSを使用するメッキ・半導体などを製造する工場、それらも徹底した調査をしなければならない問題です。
道しるべ 住民団体が実施した有機フッ素化合物汚染を明らかにする血液検査で、高濃度のPFASやPFOAなどが検出されています★出生どきの低体重・骨の変異などは、この先の人類の未来にも関わる問題です。そんな重大問題を米軍が引き起こしているのです。米国で規制されていることを日本でやるような姿勢は断じて許されることでありません★無法そのものです。横田基地のPFAS漏出による影響は多摩地域に及んでいます。多摩地域と言えば小さく聞こえますが、東京の26市3町1村にも及ぶ範囲です。米軍の野放しは即刻改めるべきです。
ココちゃんで~す
うわ~すごいお家があったワン これ、昔の人が食料など蓄えていたんだって😮 😮
大阪市中央区、難波宮公園でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です