
2032年4月2日 第634号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月2日
第634号
編集・ココちゃん
これで少子化対策か
岸田政権「たたき台」は部分的
抜本対策に遠い中身
どうした教育費の負担
岸田政権が、少子化対策として打ち出した「たたき台」ですが、長年に渡り求めてきたことが部分的に取り入れられた感が大きく、抜本的な対策になっていません。子育てに絶対不可欠な、家計に対し、重圧な教育費についての視点が欠けていると言わざるをえないものです。教育の無償化をすべきなのに、こうしたことがありません。高等教育においても、学費の引き下げや奨学金返済への手厚い施策がありません。安心して子どもを産み、育てられる環境づくりになっていないのです。
完全な教育無償化必要
岸田文雄首相 (内閣府ホームページ)
高等教育に関し、日本は「漸進的無償化を求める国際人権規約」を批准しているのですから「教育の無償化に向けたプログラムを示す必要があります。結婚してからの子育てへの不安をなくすことへの対策を打ちださなければならないのです。
政府の奨学金の「出世払いは、そもそもが高すぎる学費を下げることにはなりません。学費そのものを引き下げる施策が不可欠にもかかわらず、それがないことです。これでは教育を受けるために多額の借金を担わせることにしかならず、対策には程遠い中身です。高校までの教育に関しては完全な無償化が必要なのです。
「たたき台」にとり込まれた保育士の配置基準の見直しなどがありますが、これとて「これまで長年に渡り求められてきたことがやっと政策として取り入れられたということです。しかし、そのやっとが部分的になっていることです。教育費負担全体を引き
憲法を理解した対策に
下げる視点が欠落しているのです。
「たたき台」ではとり込まれた学校給食費の無償化に向けた検討。これまで、政府は子どもの医療費助成を実施した自治体に国民健康保険の国庫負担金を減額する措置を取りました。
廃止して当然のことです。国は、自治体の取り組みを阻害するようなことをやってきたのです。
国民健康保険の国庫負担金を減額するなどもってのほかです。こども・少子化対策に真っ向から背を向けてきたのです。こうしたことを国がやっている間にも少子化が進んでいたことです。
一部の心ある議員が、何十年来、市民のみなさんと運動に取り組んで求めてきたことです。これをここで一気に国の責任・対策として足を踏み出すことなのです。
とりわけ義務教育においては、憲法26条が「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする」としているのです。
そうである以上、学校給食も含めた一切の費用を国の責任でもっておこなうことなのです。これに対して、あれこれ解釈をしていたのでは少子化対策など出来っこないのです。少子化がどのような結果を招くか、政府が一番よくわかっているはずです。
国の人口減少につながり、保険金などをかけ続け、後継世代が引きついでいくという循環の社会保障制度が根本から崩れてしまうことになるのです。いや、もうすでになってきているということなのです。
それほど重要な少子化対策なのです。この対策を部分的ではなく、抜本的な改善になる取組み、対策にしなければならないのです。
道しるべ 岸田政権が今回打ち出した「少子化対策」の「たたき台」なるものは、かつて民主党政権が掲げたものに他ならないものです★そうした対策を今、岸田政権が打ちだしてきたことは、その政策が正しかったことを意味することでもあるのです。ですが、それを当時の自民党が「ばらまきだ」と批判していたこと。児童手当で言えば、自民党が再び政権についてから、所得制限を復活させたことです★少子化を加速させかねないようなことをやってきたこと。何を今更の感がありますが、実効性ある、対策になりうるものにせよということなのです。
ココちゃんで~す
ココちゃんたちがよく行くお寺の横の道、中高野街道って書いてあるワン 🥰 🥰
大阪市平野区でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です