
2023年4月1日 第633号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
4月1日
第633号
編集・ココちゃん
牛歩、どこが院の秩序乱すのか
秩序乱すと石井議運委員長
参院、投票に時間制限なし
秩序乱すのは委員長自身だ
23年度の予算案に対する投票で、れいわ新選組の山本太郎議員らが牛歩をおこなったことで、参院議長が投票箱の閉鎖を命じ、山本議員は反対票を投じることができませんでした。こうしたことで、自民党の石井議運委員長が山本議員らに「院の秩序を乱す行為」として厳重注意。ですが、参院議長が規則にもない投票箱閉鎖をさせるなど、院の秩序を乱しています。それを棚上げにし、山本議員に厳重注意などいわれなきことであり、委員長自身が秩序見出しの前科者です。
牛歩は抗議の意思表示
石井準一参院議運委員長(Wikipedia)
28日の参院本会議です。大軍拡予算に抗議する山本議員ら、賛否の投票でのれいわ新選組の牛歩です。山本議員の他、天畠大輔、木村村英子議員が加わりました。
この間、尾辻秀久議長が何度も投票を促しています。ですが、議長が投票を促すには法的根拠が全くありません。
衆院にはあるが
参院には規則なし
衆議院では「衆議院規則」によって、議長が職権でもって投票を促すことができます。ですが、参議院にはそれがないのです。にもかかわらず、議長が職権でもって投票を打ち切っています。このようなことは過去にも例があります。
牛歩、成功例も
46年、議長辞職
とはいえ、牛歩は抗議の手段であり、昭和年代には度々おこなわれています。牛歩では、当時の社会党、共産党、民社党、社民連だけでなく、公明党も69、87年に加わっていま
言及する資格ない議運委長
す。信任討論が打ち切られたことでの牛歩では、議長が辞職に追い込まれ成功した例もあるのです。
成功、失敗はともかくとして、法的根拠のないことを議長がやるようなことは、形ばかりとはいえ、一応法治国家を標ぼうする国の議院議長としてはあるまじき行為です。
そうした議長を擁護し、逆にれいわの議員に厳重注意なる措置をとったことは極めて問題です。
しかも、石井議運委員長に至っては、そんなことを言えるような議員ではありません。22年10月、首相らとの会食後、記者団の取材に「瀬戸際大臣の首を取るのに、17時1分に予算委員会を終わって首を取れるのか。野党がだらしない」と発言して問題になっています。党派を超え、中立性が求められる議院運営委員長が公然と野党批判をしたのです。
当然のごとく、衆院予算委で野党筆頭理事・立憲民主党逢誠二議員が「与野党が協力して時間に配慮し予算委の運営をしている。強く抗議する」となったのです。参院議院運営委員会で「衆院の独自性、委員会運営、質疑者や各党関係者の思いを冒涜するものであり、発言の全てを撤回する」となり陳謝に追い込まれています。
こうしたことだけではありません。18年3月には「週刊文春」が参議院職員との不倫を報じています。石井議院は「身に覚えがない」と否定するも、同じホテルの部屋に時間差で入っていく写真が掲載されているのです。「身に覚えがない」で通じるはずがないのです。これこそ議院の秩序を乱す最たるもの。
数の力がなければ議員辞職に追い込まれていたかもしれないことをやっている議院運営委員長が前科を棚上げにして権限のないことに言及したのです。
道しるべ 23年予算案採決での投票、れいわ新選組の3人が牛歩で抗議の意思を示しました。ですが、法的権限のない議長によって、投票が封じられ、棄権扱いとなりました★とんでもないことです。反対と棄権とでは全くその意味が異なります。棄権というのは、賛成もしないが反対もしないと言う意思なのです。対して反対はあくまでも反対でしかないのです★議長による投票権剥奪です。断じて許されることではありません。まがりなりにも民主国家を標ぼうする国の議院がやることではありません。反対の意思を封じる独裁国家のやり方そのものです。
🌸 路傍の花 🌸
ココちゃんで~す
クローバーの花ってかわいいワン 🥰 🥰
大阪府八尾市、大和川堤防でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です