
2023年3月31日 第632号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
3月31日
第632号
編集・ココちゃん
89.4%増、大軍拡予算成立
前年比4兆8000億円増額
敵基地攻撃の軍事予算
安全保障と称する3文書形に
23年度の予算案が成立しました。自民党、公明党の賛成です。日本共産党をはじめ、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会、れいわ新選組、沖縄の風などの野党・会派が反対しました。軍事費は、前年度比で4兆8000億円増の大軍拡を図った予算です。
軍拡に突き進む戦後最悪予算
こんな時代が来るのか。永代油料軍事公債金額百円 と記された碑=藤井寺市、近鉄道明寺駅前(ザウルスちゃん撮影)
岸田政権の大軍拡予算は、昨年末に改定した安全保障と称する3文書を、敵基地攻撃能力保有で形にするものです。5年間で43兆円という巨額を投じてのもので、その始まりです。
この大軍拡は、国民の暮し、生活を犠牲にしてのものです。豊富に税収があってのものではありません。僅かな期間を除き、戦後の殆どを自民党が政権を担ってきましたが、全政権を通じて戦後最悪となる大軍拡に突き進む政権です。
23年度の一般会計総額は過去最高とな総額114兆3812億円です。このうち、防衛関連予算・軍事費は前年度比で89・4%、4兆8000億円の増加になっているのです。
こうした巨額の予算で、極超音速誘導弾を導入することに加え、全国の自衛隊基地を核攻撃などに耐える地下シェルター化とするためにも使われます。
自衛隊基地を地下基地化するということは、戦争に突き進む、核戦争に至ることを想定していることに他ならないものです。それほど危険な戦争をやろうとし
国民生活置き去りの軍拡
ていることなのです。
その地下基地化のため、政府はゼネコン関係者との会合をすでにもっているのです。大軍拡の企ては着々と進んでいるのです。
極超音速誘導弾のような、敵基地攻撃につながる兵器は、歴代政権が保有を否定してきたものです。ところが、岸田政権になってからは、あからさまに敵基地攻撃能力をもった極超音速誘導弾の保有まで正当化しだしたのです。
このような極超音速誘導弾を保有すれば、開戦に道を開いた米軍に対し、安保法制の「集団的自衛権」行使容認のもと、米軍が勝利するまで武力行使を自衛隊が続けることになります。
しかも、このようなことに要する費用を捻出するために福島の原発事故などでの復興を目的とした「復興特別所得税」を軍事費として流用することを企てていることです。さらに、あからさまに軍事国債(公債)とすれば国民の反発も大きいことから、建設国債にすり替えて費用をねん出しようとしていることです。
戦前と違って、今は軍事国債の発行などは法的に認められていません。それで建設国債でやろうとするものです。極超音速誘導弾の導入のどこが建設国債で導入することに該当するのか。どこにも該当しないものです。自衛隊基地の地下化にしても、明らかな軍事施設であり、建設国債を発行することに該当しないことです。
その該当しない建設国債まで持ち出すなど、なりふり構わぬ岸田政権の軍拡姿勢です。そんな軍拡重視の23年度予算。国民が苦しんでいる物価高騰への対策や中小企業支援一体の全国一律最低賃金1500円の実現などは完全に置き去りにされていることです。
道しるべ 岸田政権が強引に進める大軍拡、「極超音速誘導弾」はこれまでの政府が保有を否定してきたもので「他国の領域に攻撃的な脅威を与える兵器」です★それを岸田政権は正当化して23年度予算を成立させたのです。そのために、国民の生活や暮らしの予算は当然のごとく切り捨てられています★国の責任としてやるべき子ども医療費、学校給食無償化、教育費の負担軽減などへの決めてと言える予算化などはみられません。政府がやるべきなのは戦争ではありません。国民の命と生活を守ることです。命を守ることに軍拡はすり替えでしかありません。
ココちゃんで~す
うわ~い、チューリップがいっぱい咲いてるワン 😍 😍
大阪府柏原市・玉手山公園 ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です