
2023年3月27日 第628号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
3月27日
第628号
編集・ココちゃん
協議で対処、中国・比合意
2国間対話で攻撃的行為の自制
必用なのは話し合い
軍事行動、軍拡ではない
中国とフィリピンがマニラで第7回「2国間対話メカニズム」会合を開き、両国で主権争いが続く南シナ海問題について、「友好的な協議を通じて緊急事態に対処する」ことで合意しました。フィリピンは中国に対して「攻撃的な行為の自制」を求めるも、海洋分野では「実践的な協力」に前向き姿勢を示めすものとなりました。軍事行動や、緊張を煽る軍拡ではなく、こうした話し合いこそが必要不可欠であり、戦争を回避する絶対策になるものです
戦争回避の絶対策
2国間協議(中国外務省ホームページ)
こうした両国の協議は、17年に始まった「2国間対話メカニニズム」によるもので、南シナ海問題を定期的に話し合う枠組みです。今回おこなわれた会合にはフィリピン側からラザロ外務次官、中国側からは孫衛東外務次官それぞれが共同議長を務めてのものです。
中・比両国は、東南アジア諸国連合加盟の10カ国と中国が紛争防止で02年に合意に達した「南シナ海行動宣言(DOC)を完全かつ実効的な履行」、DOCを強化する「南シナ海行動規範(COC)の行動規範(COC)締結への協議加速」も改めて確認しました。
中国が一貫して受け入れを拒否している「国連海洋法条約」に基づいた常設仲裁裁判所による16年の裁定についても意見交換しています。
この裁定は、南シナ海のほぼ全域にわたる中国の主権と主張を否定したものです。
こうしたことでも今回、両国は外務省間のホットラインを
比、24年に対艦ミサイル配備
活用し、対話と交流を促進することを確認しています。これは「2国間対話メカニズム」の役割を活用して、外交、防衛、沿岸警備、石油・天然ガス開発、漁業、海難救助、海洋科学研究や環境保護の分野において「実践的協力」を促進することでの合意です。
今回、会合を終えた後、ラザロ外務次官は「フィリピンと中国の間で起きる海事関連事件のニュースではなく、互いに有益な努力に関するニュースが報道される日を待ち望んでいる。それは攻撃的な行動を自制することから始まるということを最大限に強調したい」と述べています。
全くその通りなのです。対立する問題がある以上、軍事行動によって抑えつけようとしたり、軍拡によって相手国を脅すようなやり方ではなんら良い結果を招きません。
それは、中国にしても同じことです。中国から比較すればフィリピンは小国ですが、だからと言って両国が戦争になれば、大国の中国であってもなんの犠牲も損失もなく勝利できるなどとはなりません。
フィリピンは113500人の軍を持ち、うち海軍は22000人、フリゲート艦や揚陸艦など120隻を保有。空軍は7000人規模でFA50戦闘機など作戦機50機を保有しています。24年には地上発射型の対艦ミサイルを配備する計画です。これは南シナ海の領有権を主張する中国をけん制するものであり、中国とは距離を置いているインドが供給するものです。
こうしたフィリピン軍を相手にし、中国が無被害、人的被害なしで完勝はあり得ません。それが結果なのです。
道しるべ 南シナ海の領有権を争う中国を念頭におき、フィリピン政府が24年に地上発射型対艦ミサイルを初めて配備する計画です★つい先日、フィリピンと中国が2国間対話メカニズム会合を開き、両国で主権争いが続く南シナ海問題で、「友好的な協議を通じて緊急事態に対処する」ことで合意しています★この海域では、フィリピンだけでなく、マレーシアも同じです。同国は、1月以降、海上保安庁の支援を受け、警備訓練を実施しています。フィリピンとで行った2国間協議が望まれます。これは対立する日本としても同じです。
ココちゃんで~す
うわ~なんか楽しそうなお家 うん、説明板に埴輪窯って書いてあるワン 😀 😀
大阪府藤井寺市・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です