
2023年3月12日 第613号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
3月12日
第613号
編集・ココちゃん
原発事故、収束なく推進
復興財源流用もってのほか
東日本大震災から12年
原発事故、未だ帰れぬ人たち
3月11日、あの日、東日本大震災から12年になりました。地震、津波だけでしたら一過性のものと捉えることも出来るでしようが、「絶対安全」の元で引き起こした原発事故。12年の歳月を経た今なお生まれ育った故郷に帰れない人がいます。そんな中にあって、岸田政権がやっている、やろうとしていることは、大軍拡優先の政治であり、復興財源まで流用するとし、原発の60年超え運転延長や新規建設を推進する姿勢です。「絶対安全」が起こした事故の教訓など微塵もみられません。
政権「絶対安全」 教訓なし
東日本大震災による惨状=Wikipedia
福島県浪江町が今月31日に、全町避難となった富岡町が4月1日に。残る飯館村も今春に避難解除。こう聞けばようやく避難解除かと思いますが、なんのことはなく、これらは復興拠点となっているところです。
町全体、村全体が安全になるわけではありません。復興拠点以外、農地などは手つかずなのです。これでは農業が生業の人は帰ることなどできません。
原発事故で非難した町村で、復興拠点以外で故郷帰還が出来ない人が少なくないことです。こうした町村は6自治体です。
復興拠点外帰還困難区域住民登録数
大熊町 1754人
浪江町 1722
双葉町 1183
富岡町 534
飯館村 30
葛尾村 10
右の表のように、復興拠点以外の町村でこれだけの人の住民登録がされているのです。にもかかわらず、故郷に帰れない人がいることです。
こうした中で、岸田政権がやっていることは大軍拡と原発推進。大軍拡のために、
電力会社に政権貢献
復興財源を軍拡に流用するという逆流に突き進んでいることです。
岸田政権は、福島の大事故のことなど全く考えず、ウクライナ問題に悪乗りし、経済界の要望に沿った原発推進です。
福島原発が「絶対安全」という中で起きた教訓を全く生かしていないのです。
どのような原発を持ち出してきても、危険が伴うことにかわりはないのです。まして、原発の危険を考えれば、60年を超えて運転を延長するなどできることではないのです。人工的に作られたものである以上、必ずあるのが経年劣化です。それすら考慮していないということです。
なんのために60年という運転期間が定められたのか、その理解すらできていません。
事故を起こした原発の後処理が完全に終わっているならまだしも、原子炉内に溶け落ちた核燃料、それを取り出すメドすらたたないままで、大量の放射能汚染水を発生し続けているのです。事故は未だに収束していないのです。
その汚染水の海洋放出をやろうとしているのです。岸田首相は「丁寧に説明する」としていますが、どんなに丁寧に説明しようと「放出ありき」なのです。
原発の新設までやろうとしていることです。こうしたことのため、再生エネの利用がますます置き去りにされ、遠ざけられ、危険だけが増大することです。
電力会社にとって、初期コストのかかる再エネの導入より、既存の原発を再稼働させた方が費用がかからずに儲けることができます。そんな電力会社に貢献しているのも岸田政権です。
道しるべ 岸田政権は、原発問題があるにもかかわらず、原発を最優先の姿勢です★政権は、電力会社に排出出量取引制度導入を目指しています。制度は、電力会社に政府がco2排出量に応じて排出枠を割り当て、電力会社が量に応じて負担金を払うものです★co2を排出しない再生エネ、原発で発電すれば負担金を払わないですむもの。脱炭素、これを理由にし、火力をなくし、原発への切り替えをねらったものです★原発は長く使えば負担金を免れることができるのです。ボロ儲けできるしくみ、それを政府が誘導しているのです。儲けが我が身にも入るからです。
ココちゃんで~す
真っ黒な橋があったけど、なんか不気味だワン 😮 😮
大阪市城東区・ JR片町線橋梁 ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です