
4023年2月15日 第588号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
2月15日
第588号
編集・ココちゃん
原発60年超え、多数決は問題
反対の1人は重要な提起
切り捨てた地質学委員の意見
規制委 、一致ないまま
原子力規制委員会が、60年超え原発について、多数決で「60年超え運転」を容認・決定しました。規制するべき規制委が政権の意に沿う決定をするなど言語道断、自ら使命を放棄するものでしかなく、山中伸介委員長の姿勢が厳しく問われるべきことです。
安全第一が規制委だ
中部電力浜岡発電所(同電力のホームページから)
規制委員会のメンバーは委員長を含め5人。その中の1人、東北大学教授の石渡明日本地質学会会長が反対していました。
石渡委員ただ1人
反対の中採決強行
「この改変は科学的、技術的な新見地に基づくものではない。安全側への改変ではない。より高経年した原子炉が動く」として、石渡委員唯1人が反対しました。
経年劣化は当然あること。それを無視して60年超えを規制する側にある規制委が容認・決定したのです。そもそも、委員長が委員長です。昨年9月に就任したわずか2日後、経産省の担当者を呼び出して意見聴取を指示しているのです。就任段階から推進側にべったりの姿勢です。
意見聴取資料
公開は黒塗り
しかも、経産省が作成した意見聴取の資料すら委員長はまともに公開せず、黒塗りのものでした。推進側とのやりとりすら隠しているのです。こんなことで、規制委がまともな規制になるはずがありません。そ
規制委、法案のための存在か
れが今回、石渡委員の反対意見を切り捨てた強行採につながったことです。
石渡委員は、審査による停止期間を運転年数から除外する政府方針が、審査が長期化した原発の延命策につながることで「審査する側として耐えられない」としたのです。
問題あるから
長引く審査
そもそも、そうした原発は問題があるから審査が長引くのです。そんな問題のある原発を運転期間から除外するというのですから、頭っから、危険を容認するようなものです。本当に安全を第一とする石渡委員がこんなことに耐えられないのは当然です。それでこそ規制する側にいる委員なのです。
ですが、現実には、今回の採決でみられるように、5人の委員の内、委員長を含む4人が賛成するなど、規制委が規制委の使命をなくしていることです。
これでは、規制委とは言えません。これまでに色々な機会で指摘しているように、規制委とは名ばかりで、実態は原子力認可庁でしかないことです。
原子力規制員会は独立が担保されているにも関わらず、自らその独立性を放棄し、推進しようとしている政府・政権側になびいている、寄り添っているとしか言えないようになっていることです。
しかも、今回の強行採決は、政府が今国会で制度変更を目指していることに迎合したものであり、法案づくりのために加担したことです。
政府は今国会で改正法を成立させようとしています。規制委はこの政府の性急な原発推進の姿勢に乗り、時間がないなどとしての採決強行なのです。時間がないなど、規制委が判断すべきことではありません。政府に急かされるいわれもないのです。
道しるべ 原子力規制委員会が会合を開く直前に、トルコ南部を巨大地震が襲いました。すでに35000人の死者が確認されています★長さ250キロの長大活断層が90秒をかけて破壊した連動型地震です。わが国にも、このような長大活断層が存在しています。近畿から四国、九州にまで及ぶ中央構造線断層帯は444㎞。トルコ南部のほぼ倍もある規模です★これが連動型となれば、他の地域で誘発します。日本で活断層の存在が指摘されている原発に敦賀原発2号機があります。確定はされていませんが、浦底断層が判明しています。連動する危険があります。
ココちゃんで~す
うわーい、飛行機、大きいワン 😀 😀
ココちゃん乗ってみたいワン 🥰 🥰
大阪市内でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です