
2023年2月13日 第586号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
2月13日
第586号
編集・ココちゃん
原発60年超え運転に
建て替え、次世代革新炉導入
国民的議論せず閣議で
わずか5カ月での決定
岸田政権が、原発の60年超え運転、建て替え原発を次世代革新炉にするなど、政策の一大転換がわずか5カ月で、国民的議論もせずに閣議決定。原発のもつ危険に逆行するものです。
原発の危険に逆行
岸田文雄首相=首相官邸ホームページから
「最大限活用」を明記したグリーントランスフォーメーション実現に向けた基本方針の閣議決定です。
東日本大震災で、福島第1原発の事故があり、未だに故郷に帰れない人がいるのに、このような原発回帰の政策転換など許されることでありません。岸田首相には、福島第1原発事故の教訓などどこにも見られません。「教訓や反省を忘れたのか」とこうした批判や、方針撤回を求める声が相次ぐなかでの閣議決定で、国民的議論もないまま、完全に国民に背を向けたものです。
この決定では、既存の原発について、可能な限り活用するとし、原則40年、最大で最長60年とされていた運転期間の上限を撤廃するものです。なんのために、このような期間が決められていたのか、それすら全く理解できていない決定です。
原子炉の圧力容器の壁は中性子など、照射される期間が長くなればなるほどもろくなり、運転が停止されているからと言って現状のまま止まっているわけでありません。運転が停止していても圧力容器壁の劣化は進むのです。原発がもつ危険性を少しでも減らそうとして設けられた上限ルールをなくすなど危険な事態を招くようなものです。
廃炉決定の原発
敷地で建て替え
閣議決定された基本的な方針は、次世
妨げる自然エネ利用促進
代革新炉導入を、廃炉を決定した原発敷地内で建て替えを対象としています。
このような次世代原発の導入は、原子力業界と、それらを抱える財界、電力会社が政府に要求していたことであり、その背景にあるのは金儲けであり、安全の意識に著しく欠けたものです。
規制委で反対意見
決定見送りに
原発の安全性を審査する原子力規制委員会は、60年超原発の運転について、新たな規制制度案で議論をしましたが、5人いるうちの地震・津波対策など審査担当委員(元日本地質学会会長)が「科学的技術的、新知見に基づいておらず」として反対しました。
このため。新規制度の決定を見送りました。原発の安全を担保するための規制委であり、安全に疑問があることで決定を見送ったのは当然のこと。これでこそ規制委なのです。
閣議決定
賛成の閣僚も問題
にもかかわらず、岸田政権は、規制委の決定見送りを考慮することもせずに閣議決定したのです。
岸田首相ひとりならまだしも、何人もいる閣僚が揃いもそろって首相の方針、政策転換に賛成するなど閣僚としてもその資質が問われるものです。
政府は、これまで福島第1原発事故後に、新増設・建て替えを想定していないと繰り返してきたのです。それが今回の政策大転換。まさに国民だましそのものです。
岸田首相や閣僚は、国民の安全よりも、財界や電力会社、原発関連企業から入る金、献金に目がくらんだものでしかありません。こうしたことが、今、地球温暖化で重要な自然エネルギー利用の取組みを妨げているのです。
道しるべ 政府は、地球温暖化対策のため、脱炭素と電力安定供給を挙げ、これを原発推進の口実にしています★地球温暖化対策のためであるならば、火山国であり、豊富にある地熱。そして四方が海に囲まれた島国のこと。海上風力などに重点を置くべきです★政権は電力の安定供給を挙げています。それならば、なおさら、安全である自然エネルギーを活用することです。ですが、自然エネ活用にあって、政府はのらりくらりの姿勢です★政権が言う電力の安定供給は、政治資金(献金)の安定した財源でしかなく、そのために、国民の安全など考えていないことです。
ココちゃんで~す
黒い鳥がいたワン 😲 😲オオバンって言う水鳥なんだって~ 😀 😀
大阪市都島区 ・淀川でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉