
2023年1月29日 第571号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
1月29日
第571号
編集・ココちゃん
コロナ「5類」に引き下げ決定
検討指示から1週間で
死者高止まりの中で
岸田政権異常な「決断と実行」
岸田政権が、新型コロナウイルス感染症を「5類」に引き下げることを決定しました。わずか1週間前、専門家に検討を指示したばかり。死者が高止まりしている中で、岸田政権の異常な「決断と実行」です。
医療、逼迫しているのに
岸田文雄首相 (首相官邸ホームページから)
岸田政権の決定は、新型コロナウイルス感染症を、感染症法上の季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げるものです。引き下げの予定は、ゴールデンウィークが明ける5月8日としています。
現在新型コロナウイルス感染症は、「2類」以上の対応になっています。
「2類」では、感染
者の全数把握、医療機関・感染に対して公的支援の根拠となっていたもの。これがなくなることになります。
今回の決定で、岸田首相は治療費の公費支援については「期限を区切って継続する」としています。3月上旬をめどに具体的方針を示すとしています。
28日の死者338人
これでも引き下げか
ですが、公的支援の縮小・廃止の方針に変わりがありません。岸田政権は、国としての責任を放棄したいようです。
新型コロナウイルス感染は決して下火になり、収束の兆しが見えてきたわけでありません。28日現在の全国の感染数は54782人、重症者は前日比で24人減っていますがなおも533人が入院しています。死者は338人です。
引き下げ急ぐ根拠
明確に国民に示せ
このように死者が高止まりしている中で「5類」に引き下げるなど、国民の命を守る姿勢があるとは言えません。何のためにそこまで引き下げを急ぐのか。政権
進む亜系統へ置き換わり
は明確なその根拠を示す責任があります。
その根拠が支出(歳出)を抑えるためであるならとんでもないことです。歳出を抑えることが狙いであるならば、歳出を抑える費目が他にあるわけなので、そちらをすべきでしよう。
軍拡費捻出なら
絶対に容認できぬ
回りくどいような表現ですが、何のことはない、軍拡費のことです。歳出を抑制するのであれば、周辺国の緊張を高め、軍拡競争にしかならない軍拡こそきっぱりとやめるべきです。軍拡など、国民を守るどころか、危険に晒し、命をなくすことにつながるものです。
その軍拡のための予算を捻出するために新型コロナウイルス感染症を「5類」に引き下げるなど絶対に容認で
きるものでありません。
東京都を例にとると新規陽性者数の一週間平均は、前回9771人から、5993人に減少してはいますが、主流のオミクロン株BA・5が49%まで減少し「BF・7」や「BQ・1・1」など亜系統へ置き換わりが進んでいるのです。新規感染者数が再び増加する可能性が高いのです。
支援がなくなれば
感染症以外の病床が100%近い状況になっていることを絶対に考える必要があります。こうしたことは都内にかぎらず、地方でもおきていることです。
5類引き下げで医療機関・感染者への支援がなくなればどうなるか。答えは明確です。受診することを躊躇することになりかねません。
道しるべ 岸田首相は、新型コロナウイルス感染症を「5類」に引き下げることの根拠を、厚生科学審議会厚生労働相の諮問機関である感染症部会で引き下げが了承されたことをあげています★ですが、このようなことは的確な根拠にはなり得ません。現に、部会でも、「年に3回も流行を起こし、そのたびに医療体制が逼迫する疾患を5類に当てはめていいのか」との指摘もあるのです★大都市においては、臨時医療施設が引き下げによって法的根拠を失い維持することが出来なくなってしまうのです。そうなれば、爆発的増加となった時に対応できなくなりかねません。
ココちゃんで~す
ココちゃんたち、昨日は今までで一番遠くまで行ってきたワン 😘 😘
大阪府高槻市でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です