
2023年1月27日 第569号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
1月27日
第569号
編集・ココちゃん
首相秘書官外遊先で観光
現地大使館の公用車使い
どこが「適材適所」
問われる首相の身内びいき
岸田首相の外遊に同行した長男の翔太郎秘書官が、現地大使館の公用車を使い観光。「週刊新潮」が報じた記事にSNSで批判が続出しています。当然のことです。首相は、長男を首相秘書官に起用したとき「適材適所」と強弁。松野博一官房長官も「本人の人格、識見をふまえ、適材適所の考えでおこなっている」としていました。公用車を使って外遊同行の際に観光をするような人間のどこに人格、識見があるのか。これが適材適所の人材か。単なるドラ息子を身内びいきで起用したにすぎないものです。
庶民生活苦の中税金で
岸田翔太郎首相秘書官
首相は、9~15日にかけ、欧米、北米の5カ国を外遊。この際、長男の翔太郎首相秘書官が同行しました。
ところが、外遊先のパリ、ロンドンで、翔太郎秘書官は、現地大使館の公用車を使って観光を楽しんだものです。
多額の税金を使っての首相外遊。それに同行した秘書官が公用車で観光とは。多くの庶民が物価高で四苦八苦している中、このような税金の無駄遣いは絶対に許されることでありません。
給料年間1348万円
一般同世代の3倍
このような、公使の区別もつかない人間のどこが識見、人格なのか。首相秘書官に起用したこと自体が首相もまた公私混同しているものです。
まさに似たもの親子です。翔太郎首相秘書官には、年間1348万円が給料などとして払われています。
翔太郎秘書官は32歳。同年代の民間会社の平均給料からすれば約3倍にもなります。このような識見も人格もない人間にこれほどの給料を払うこと自体がおかしいし、首相秘書官
税金の不正使用免れず
に起用したこと自体が首相の身内びいきでしかないことです。
一般論ですませる
木原官房副長官
木原誠二官房副長官は「一般論として、首相の行事に同席しない関係者が公務の必要上、官用車で視察や訪問を行うことはある」と記者会で答えました。
こうした答えがそもそもおかしいのです。記者が聞いているのは一般論ではなく、翔太郎首相秘書官に対してなのです。このように質問に対する答えがこのような言葉、これが自民党政権で常態化しているのも問題です。どうして率直に「大問題だ、本人に問いただす」と答えられないのか。
しかも、この会見で、同行した翔太郎秘書官の具体的な公務の中身に全く触れていないことです。これでは、頭っから観光をさせるために同行させたと捉えられても仕方のないことです。
バッキンガム宮殿
老舗百貨店を訪れ
翔太郎秘書官は、ロンドンでバッキンガム宮殿や国内最老舗の高級百貨店ハロッズを訪れています。これはもはや公務などと言えるものでありません。明らかな観光そのものです。
パリでは、市内の観光地を巡りたいと。大使館が車を準備して名所周り。夕食はビストロです。いずれも大使館員が車を運転しています。
このようなことでSNSでの批判は当然ながら。
「総理の秘書官として自覚がなさすぎる」「税金を私物化している」「国民より息子が大事な総理」「何も注意しない総理も問題」「税金の不正使用は免れない。どう言い訳しても理解は得られない」
道しるべ 岸田首相の長男翔太郎首相秘書官が首相の外遊で観光。この問題で問題なのは、翔太郎秘書官だけではありません。週刊新潮がスクープなのに、同行しているはずの大手新聞、通信社の記者がこの問題についての報道がなかったことです★この記者には、問題意識をもって物事を見る記者感覚を持ち合わせていないことです。問題意識がなければ、目の前に問題になることがあっても見逃してしまいます★問題意識をもつ。これは記者にとっては不可欠な要素なのです。ですが、そのような要素を持った記者は週刊誌や赤旗などに限られています。
ココちゃんで~す
うわー大変、お家が火事だワン 😨 😨
大阪市北区扇町公園・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です