
2023年1月12日 第554号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
1月12日
第554号
編集・ココちゃん
即応部隊、沖縄を戦場化
離島防衛と称する海兵隊改編
沖縄に新たな基地押しつけ
陸自、師団へ格上げも問題
バイデン政権が、沖縄県駐留の海兵隊を改編し、離島即応部隊にする計画が明らかになりました。沖縄に新たな基地負担を押しつけるものであり、沖縄が攻撃目標となり、戦場化する恐れが極めて高いものです。陸上自衛隊もまた、現在の旅団を師団に格上げするとしており、日米が一体となって沖縄を戦場化することにほかなりません。
沖縄が攻撃目標になる
沖縄県うるま市にあるキャンプコートニーでの夜間襲撃訓練=Wikipediaから
在沖海兵隊の海兵沿岸連隊(MLR)に改編・創設は数年以内にとしています。
離島防衛と称したものですが、こうしたことによって、特に中国にとっては脅威としか映らず、更なる中国の軍拡を招くことにつながります。
中国が警戒するのは当然で、現に在沖米軍トップであるジェームズ・ビアマン中将か英紙のインタビューで「中国に対抗するための準備を着々と進めている」と述べているのです。
昨年3月、海兵隊はハワイの部隊をMLRに改編・創設すると発表しています。こうしたことに合わせ、沖縄の二つの海兵連隊をMLRに改編、その一つをグァムに配置、一つを沖縄に置く計画です。
MLRの規模は1800人から2000人。小規模のチームに分かれ、敵のミサイル攻撃をかわしながら離島で機動的に展開するのが特徴の部隊です。こうした部隊が、敵国の射程圏にある複数の離島を攻撃拠点として確保、味方の艦艇支援作戦を実行します。
MLRは、特に尖閣諸島や中華民国(台湾)を意識し、南
沖縄をウクライナにするな
西諸島が主な対象となります。こうしたことが、11日(日本時間12日)にワシントンで開く日米外務・防衛担当閣僚参加の日米安全保障協議委員会で確認される見込みで、確認後共同文書が発表される見込みになっています。
離島防衛と称する作戦では、沖縄県を担当する陸上自衛隊第15旅団を師団に格上げし、軍事力を増強する方針です。
陸上自衛隊の旅団は2000人から4000人規模であり、小銃小隊、対戦車小隊、迫撃砲・重迫撃砲小隊、通信、衛生、施設などの混成部隊です。
対して、今回格上げされる師団になれば、6000人から9000人となります。大隊規模となり、連隊、戦車大隊、特科連隊、高射特科大隊、施設大隊の他、飛行、偵察、通信、後方支援、NBC防護隊(核、生物、化学兵器対処)が加わる大規模部隊となります。
徹底した外交努力を怠り、反撃能力保有などという言葉を換えた敵基地攻撃能力を保有することは、中国だけにとどまらず、北朝鮮、ロシアなどが警戒を高め無用な緊張を高めるだけにしかなりません。
第一、アメリカと一体となった軍事作戦、今回進められているMLRと、陸上自衛隊の師団への格上げは沖縄を戦場とすることを意味したものでしかありません。かつて本土のための捨て石にされた沖縄戦の悲惨な状況を再度作り出すことになるのです。
MLRを創設しても、陸上自衛隊を師団に格上げしても、戦場になれば無傷・無被害など100%あり得ません。まして今のような時代です。ウクライナのような事態になることの回避など軍事力ではできないのです。
道しるべ 日米一体となった離島防衛と称したMLR、陸自の師団への格上げ。これらは一体なんのためなのか★離島防衛と称していますが、そうなれば当然これらの離島が標的になります。沖縄本島を含めた南西諸島には、概に12式地対艦誘導弾を使う部隊を奄美大島、宮古島に展開しています。今年度中に、石垣島に、将来は沖縄本島にも配備が見込まれています★住民の安全、命と財産を守るとしていますが、果たしてこれで命と財産が守られるのでしようか。軍事計画は本来の目的にほど遠いものになっていることを住民も今こそ気づくべき時です。
ココちゃんで~す
ココちゃんたち、迷子になった🐳ちゃんに会ってきたワン 😀 😀
大阪市西淀川区・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です