
2022年12月29日 第540号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月29日
第540号
編集・ココちゃん
政府の犬になるより「解散」を選べ
日本学術会議
現状、独立性保持されない
独裁政権に抗議通ぜず
政府機関にこだわるな
日本学術会議が、政府の飼い犬になりかねない状況になっています。菅政権によって、政権の意に沿わないメンバーの排除に続き、岸田政権によって更なる排除が鮮明になっています。このままでは、日本学術会議は政権・政府の飼い犬になってしまいます。菅政権以上の独裁政権では抗議など全く通じません。このまま政府の飼い犬になるより、政府から離れ、独自法人化の道を選ぶべきです。
独自法人化の道示せ
日本学術会議の庁舎=Wikipediaから
学術会議は、日本国内においてだけでなく、世界に向けて発信する科学者の代表機関です。日本学術会議法によって、政府の機関として予算化され、運営されています。
ですが、菅前政権どきに、新会員候補6人が政権によって任命許否されました。こうしたことに加え、岸田政権は会員選考を第三者機関設置でさせるなど、学術会議の独自性を封じようと企てているのです。
第三者機関の設置と言えばいかにも聞こえの良いものですが、そこで選考しても、内閣が気に入らなければ承認しないという事態が再び起こりうります。
菅政権にも増して、岸田政権は独裁性を発揮し、日本学術会議法を都合よく勝手に解釈し、日本学術会議のあり方を歪めようとしていることです。
岸田政権は 1月からの通常国会に、日本学術会議の会員選考に第三者を関与させる改悪法案を提出すると表明しています。次期会員改選は改定法によっておこなうことになります。
このような改悪法であっても、国会に提出されれば成立することは確実です。政権にある自公の議席が圧倒的に多いのが現状だからです。
こうして悪法を成立させ、今度は法に
学術会議を都合よく利用するもの
沿って選考するとされることに疑問の余地などありません。
そうなれば、日本学術会議は、助言機関などではなく、完全に独立性を失い、政府の御用機関に成り下がってしまいます。そうなる前に、日本学術会議は解散を選び、独自の道を歩むべきです。
学術会議総会
反対意見封じ」
学術会議が解散すれば、現在の庁舎も、予算も失うことになります。だからと言って政府の飼い犬になったのでは、なんの意味もないばかりか、マイナスの結果を招くだけにしかならないことが確実です。
学術会議は、21日に開いた総会で「第三者委の権限、拘束力によって、選考の独立性を損なう。第三者とは政府の意向をくんだ者であろう。学問領域に政治が介入しようとするのは反対意見封じ」と表明。
学者、文化人、ジャーナリスト、宗教者ら127人による「学問と表現の自由を守る会」が日本学術会議の独立性を侵害する政府の改悪方針の即時撤回することを求める声明を発表しています。
悪法成立前に
学術会議解散すべき
このような中にあっても、政権が強行することは目に見えています。ならば、このような悪法が通常国会で成立する前に日本学術会議は解散の道を選択すべきです。
この状態にあっての抗議などなんの意味もありません。岸田政権には従来の法に沿って、過去の政府見解を踏襲する気など全くないのです。政府にとって都合の良いことだけを学術会議の助言とされかねません。
道しるべ
学術会議は、その名称こそ異なりますが世界各国に存在しています★アメリカはアメリカ科学アカデミーで、連邦政府から210億円の助成金、民間からの寄付が58億円。会員は2900人で、うち190人がノーベル賞受賞者です★イギリスは王立協会。会員1600人、政府からの助成金と民間からの寄付で135億円の予算です。米・英ともに日本のような政府機関ではなく、民間機関であることが特徴です★日本は政府機関であり、国費による運営ですが、予算は僅か10億円です。僅か10億円のために、政府機関であり続けるのか、それとも独立するのかです。
ココちゃんで~す
うわーい、こんなところになにかが作られていたんだワン 😀 😀
大阪市北区中之島の遺跡発掘現場 ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です