2022年12月26日 第537号
ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月26日
第537号
編集・ココちゃん
軍事費囲い込み10兆1686億円
大手町プレイス売却益で次年度分も
建設国債悪用4343億円
趣旨になじまぬ、艦船、施設に
建設国債を軍拡予算に。建設国債発行は、将来に渡って幅広い恩恵が見込まれるもののはず。それを軍拡のための予算とは。完全に国債発行の意義・趣旨を拡大解釈、悪用したものです。さらに、都内千代田区の大型複合ビル・大手町プレイスの売却益を次年度分までを軍拡予算に囲い込む企てです。こうしたことに加え、生活関連予算は軒並み削減となっている23年度当初予算案を岸田政権が閣議決定しました。
生活関連軒並み削減
地上35階、地下3階の大手町プレイス＝Wikipediaから
岸田政権は、軍拡費２倍化を目指して23年度予算案を閣議決定。今後５年間で43兆円という大規模な、まさに戦争をすは、東日本大震災での復興のための復興特別所得税の流用を盛り込むなど、福島などの復興が完了していないなかでのこの流用は極めて問題です。
これだけをみても、東日本大震災での被災地復興より、戦争する国家づくりに重点を置いたことが見て取れるものです。
23年度の一般会計の総額は、過去最大の１１４兆３８１２億円で、22る国家を目指す予算そのものです。
23年度予算案で年度の当初予算と比較すれば６兆７８４８億円も上回っています。
過去最大の予算は、単なる税収増ではなく、頭っから軍拡のための建設国債を４３４３億円の発行と、都内千代田区の複合ビル・大手町プレイスの政府保有分の売却で４３６４億円の税外収入、特別会計からの繰り入れがあります。
この特別会計からの繰り入れというのは、財政投融資特別会計からのは
税収にあわない国債依存
ずで、多額の金を一般会計に繰り入れることの問題も小さくないものです。
税収にしても、23年度の見込み額は69兆４０００億円とされています。対して23年度予算は１１４兆３８１２億です。45兆４０００億円余が税外のものです。この税外も、特別会計からの繰り入れ、大手町プレイスの売却益以外は国債の発行です。概に国債の発行残高は１０００兆円に迫ろうとしているのです。
こうした中にあって、23年度には35兆６０００億円の国債を発行するのです。いわゆる赤字国債です。もちろん、この国債発行に、軍拡目的での建設国債は含まれていません
ここまでして岸田政権は大軍拡に突き進もうとしているのです。
暮しの予算削り
軍拡費に集中
しかも、こうした予算で全ての費目において十分な目配りをしたものでないことです。
と、言うより、国民の暮らしに関わる費目は軒並み削減されていることです。こうして削られた予算もすべて軍拡費に投入されていることです。
社会保障に関わるものでは、年齢構成に伴う自然増について１５００億円の削減、薬価引き下げで診療報酬削減、75歳以上の医療の窓口負担を２割で通年化。年金支給水準は０・３～０・６％減です。
雇用保険料を０・２～０・８％に引き上げ。その他、小中学校の教員定数を２４７４人削減。
このどれ一つをみても、問題のあるものばかりです。こうして予算を削ることを「歳出改革」などとしている岸田政権の国民無視、軍拡重視の姿勢が鮮明になっていることです。
道しるべ
閣議決定した23年度予算案には、コロナ関連対策として４兆円、ウクライナ情勢経済緊急対応予備費として１兆円、合わせて５兆円が計上されています★近年の自公政権の下では、毎回単独で補正予算に匹敵する額が予備費として計上されています。これまでに何度となく指摘されているように、国会審議を得ずに内閣の一存で支出(歳出)を決められるものです★このようなことは、財政民主主義に反するばかりでなく、国会を早々に閉めて、野党からの追及を逃れるために利用されていることです。これはもう、二重に問題があるものです。
ココちゃんで～す
うわ～大きなアヒルさんがいたワン 😀 😀
夜になると、アヒルさんライトアップされるんだって 😲 😲
大阪市中之島・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
大阪のうめ吉 