
2022年12月23日 第534号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月23日
第534号
編集・ココちゃん
重要容疑者自殺 防がなかった福島署
牽連犯、府警は逮捕すべきでは
点検せず虚偽の報告
虚偽有印公文書作成、行使
女性殺害容疑で逮捕された容疑者が大阪府警福島警察署の留置場で自殺したことで男性警部補ら3人が虚偽の報告書を提出していたことで、府警本部が虚偽有印公文書作成・同行使の容疑で書類送検しました。作成と行使のふたつの罪が重なる牽連犯であり、逃亡などの恐れがないとはいえ、書類送検は甘いのではないか。府警の身内に甘い体質を露呈したものです。
府警、身内に甘い姿勢
大阪市福島区吉野・福島警察署=ザウルスちゃん撮影
複数の罪が重なる牽連犯は、より罪が重くなります。にもかかわらず、これに関わった3人の警察官。府警は書類送検ですが、逮捕し身柄送検すべきでなかったのか。府警の甘い対応は疑問でしかありません。
確かに勤務中の現職警察官ですから、逃亡などの恐れは全くないでしよう。ですが、問題なのはそんなことではないと思うのですが。
この案件は、府内高槻市で、養子とされる容疑者が母親となる女性を殺害した容疑です。この殺害に至った経緯の実際を、容疑者の自殺で供述を引き出せなくなり、真相解明が閉ざされたのです。
警察が背後の状況から立証したのはつぎのようなことからです。
殺害された高槻の女性は資産家で
編集スタッフ ココちゃん ザウルスちゃん うめ吉
編集長 カメラマン 記者
真相解明の道閉ざした
す。この女性に対して、生命保険の外交員だった容疑者が書類を偽造し、女性と養子縁組がおこなわれたとしたのです。保険は他にもかけ、2社で約1億5000万円の契約です。ここまでは捜査で明らかになっており、警察は有印私文書偽造で容疑者を逮捕したのです。
問題はこの後からです。保険金と女性の遺産の詐取を謀ったものと見立てているのが捜査当局です。街中の防犯カメラの映像から、容疑者が割り出され、この容疑者を再逮捕です。
ですが、逮捕後に容疑者は黙秘を続け供述を得られていません。容疑者が自殺したことで、真相解明が閉ざされたのです。
こうしたことが、福島警察署の3人の警察官によっておきてしまったことです。
3人の警察官は容疑者が自殺を図った6日前に持ち物などをチェックしたとして、していないのに点検簿を偽造し提出したのです。
容疑者の当初の逮捕は有印私文書偽造です。ならば、有印公文書を作成し、提出した3人の警察官も逮捕されるべきです。逃亡の恐れがないなどは理由になりません。司法の側にある警察官だからこそ、なおさら逮捕が当然のはずです。このような警察官の対応で真相解明の道が閉ざされてしまったことは極めて重大な問題です。
府警がこの問題でとった対応は、福島警察署の八木一宏署長らの処分ですが、戒告処分にとどまっているのです。戒告処分であっても、後々の昇進に影響があるとはいえ、一般の感覚からすれば全く甘い対応でしかありません。
道しるべ
高槻市の資産家女性殺害の容疑者が留置場で自殺。保管庫からは、自殺に使うために裂かれたTシャツが複数枚見つかっていました★福島署留置管理課警部補ら3人は、1カ月近く保管庫のチェックをしていないのに、自殺の6日前にチェックしたとする点検簿を府警に提出したのです★もし、保管庫を点検していれば、あるいは容疑者の自殺を防げたかもしれません。Tシャツが自殺に使われるとは考えが及ばないこともあるでしようが、今回これは成り立ちません。なぜなら、自殺の2日前に自殺をほのめかす文書が署員によって確認されていたからです。
ココちゃんで~す
ココちゃんたち、ここに入ったのだけど閉じ込められちゃったワン 😱 😱 帰り、扉が閉まってたんだワン😡
舞洲(此花区)、ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です