
2022年12月19日 第530号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月19日
第530号
編集・ココちゃん
浪速署で拘留中容疑者死亡
対応に問題ないか疑わしい
暴れ、戒具で拘束160分
24時間対面監視にスキ?
大阪府警浪速警察署で、拘留中の容疑者が死亡しました。保護室で暴れたり、自傷行為があったため戒具で2時間40分拘束、その後24時間態勢で対面監視をしていたとしていますが、監視に隙があったのではないか疑わしさが感じられます
大阪府警浪速警察署=ザウルスちゃん撮影
覚醒剤事件で逮捕
容疑者は覚醒剤取締法違反容疑で14日に現行犯逮捕された40代の男です。容疑者は持病の申告をしていましたが健康状態に問題はなかったとしています。
容疑者は逮捕後、留置場で大声を出すなど規律を乱し15日に留置場から保護室に移して収容。翌16日に容疑者が「ボールペンを貸してくれ。心臓を刺して死んでやる」と自殺をほのめかしています。
このため署は24時間監視をする「特別要注意被留置者」指定で、この日午後4時ごろから対面監視としていました。この時容疑者が保護室で暴れたことで戒具を使用、約2時間40分間身体を拘束しました。
容疑者は戒具を解除した9時間後に意識を失ったとされています。ですが、これより先の15日に「熱がある。息苦しい。病院に行きたい」としています。しかし、署側は「体温は平熱、呼吸に乱れがないように見えた」として病院に搬送していません。
容疑者は15日朝に食事をしていますが、以降は食べようとしなかったとしています。この間の署の対応に問題があったのではないかとの疑問があります。
署はその後に変化が見られなかったとしています。ところが、17日午後3時50分ごろ、敷物の上で仰向けの容疑者、呼吸がないよ
監視カメラの解析必要
うに見え、脈が確認できなかったことから病院へ緊急搬送です。この間の対応も疑問です。24時間完全な対応であるなら、この間の異変に気づけたのではないかということです。
大阪府警察本部=大坂市中央区、撮影・ザウルスちゃん
24時間監視態勢は名目だけで、実際は現場に監視する署員がいなかった時間があったのではないかということです。
府警「対応適切」
適切で死亡するか
同日午後5時ごろ病院で死亡が確認されたのです。この間病院で救命・蘇生措置を試みても回復しなかったということでしょう。府警は身体拘束については「戒具の使用は適切だったと考えている」とし、同署は「対応は適切だったと考えており、今後死因を明らかにしていく」としています。
対応に問題があったから、容疑者が死んだのではないか。疑問が尽きません。
死因究明で
どう発表するか
死因を明らかにしていくとしていますが、死因がわかって、府警本部・浪速署がどのような発表をするかです。不都合なことを隠した発表では問題の解決にはならず、逆に問題を大きくするだけです。
愛知県岡崎署で同様な事件が起きています。戒具で拘束、暴れる、食事をとらないなどの共通点があります。浪速署での死亡も、監視カメラの解析が必要です。
道しるべ
大阪府警管内、大阪市にある浪速警察署で起きた、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕された容疑者が死亡した問題。愛知県岡崎署で同様な事件があった直後だけに問題視せざるをえません★容疑は異なりますが、暴れることで保護室に移した。食事を摂らないなどの共通点があります★岡崎署の事件では、署員が容疑者を足蹴にしたり、便器に後頭部をつけたまま放置など。署の幹部もこうしたことに加わっていたというのです。県警は特別公務員暴行陵虐容疑で岡崎署を家宅捜査しています★ですが、県警から遺族に納得のいく説明がないのです。
ココちゃんで~す
すっごく大きな郵便局だワン 😮 😮
巨大すぎるワン 😀
大阪市此花区でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です