
2022年12月17日 第528号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月17日
第528号
編集・ココちゃん
専守防衛薄れ攻撃力
3文書改定、敵基地攻撃能力
自衛隊の役割拡大
反撃能力の名で先制攻撃
政府は、国家安全保障戦略などの3文書改定で専守防衛を逸脱する先制攻撃への転換を確定しました。自衛隊の役割を拡大し、日米連携強化のもと、一層従属化を図るものであり、岸田政権は日本を戦争する国に誘導し、国民の命と財産を危うくするものです。
日米連携強化は従属強化
陸上自衛隊と米軍の合同演習=陸上自衛隊のホームページビデオから
射程1600キロ以上の米国製巡航ミサイル・トマホークは、湾岸戦争で使用されたもので、駆逐艦、潜水艦、戦艦など様ざまな発射ができます。これまでの最大はイラクで1618発が使用されています。
他、数は2桁に落ちますが8カ国で計2199発も使用されているのです。
このようなトマホークを政府は自衛隊に導入しようとするのです。射程距離からして、専守防衛などのためとは言えない破壊兵器です。
優秀な兵器と言っても、トマホークの命中率は85%です。つまり、15%の誤爆があるということです。こうした誤爆によって、軍事施設などとは無関係な民間施設や人を殺傷しかねない危険性があることです。
そうなれば、攻撃された側は「誤爆だ」では済ませません。報復の連鎖で戦火は際限なく拡大されることは、どの戦争を見ても明らかです
今回の3文書改定で、政府は「憲法及び、国際法の範囲内で、専守防衛の考え方を変更するものではなく、先制攻撃は許されない」と改定文書に記しています。ですが、このような記述は見
攻撃力の強化際限なし
る人がみれば明らかな国民欺きです。
トマホーク保有
これが専守防衛?
専守防衛にどうして射程1600キロ以上のトマホークが必要なのか。これを正当化する輩は「相手国に攻撃を思いとどませるための抑止力」などと言い逃れをするでしようが、とんでもありません。こんな主張がまかり通れば、核兵器も抑止力に必要ってことになってしまいます。
言葉いじりの欺き
自公政権の常套手段
岸田政権は、敵基地攻撃能力を「反撃能力」などと言い換えての欺きです。こんなことは単なる言葉いじり、言葉遊びでしかないことが誰の目から見ても歴然としています。言葉いじりは、岸田政権にかかわらず、自公政権がこれまでにやってきた常とう手段です。
この敵基地攻撃能力について政府は「ミサイル攻撃などを防御するため、他に手段がないと認められる限り、自衛の範囲に含まれ、可能」としています。違憲にはならないという勝手な都合の良い解釈をしています。
米軍依存から
完全一体行動に
ところが、今回の改定で、自衛隊の役割強化がなされているのです。これはこれまで、自衛隊は米軍の打撃力に依存し、防御に徹するということがなくなったのです。要するに米軍との完全な一体作戦行動になっていることです。
このことについても、政府は「日米の基本的な役割分担は今後も変更はない」と釈明していますが、この役割分担こそが、一体化の強化なのです。
道しるべ
これまで政府は「相手国の壊滅的な破壊のためにのみ用いられる攻撃的兵器保有は、いかなる場合にも許されない」としてきました。それが今回の3文書改定で実際にはこうしたことを覆すことになっていることです★表向き、国民への説明は「憲法の範囲内だ。専守防衛だ」としていますが、わずかな思考力があれば、それが偽りであることがわかるものです★大陸間弾道ミサイル、長距離戦闘機などを敵基地攻撃力とし、トマホークがそれに当たらないなど国民を舐めてかかっています。
ココちゃんで~す
大阪って、雪が降らないワン 😊
降ったら、ココちゃんこんなことして遊ぶワン 😘 😘
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です