
2022年12月13日 第524号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月13日
第524号
編集・ココちゃん
原発運転、消える上限
2委員、見直しに猛反発
経産省制度見直し
有識者会議、指針案了承
経産省の有識者会議・原子力小委員会が、政府の原発活用策行動指針案を了承しました。2委員名が、議論拙速と猛反発したにもかかわらず、委員長が議論を打ち切る暴挙で経産省の制度見直しを了承したものです。これにより、これまで「原則40年、最長60年」の規定が消えることになります。
小委、委員長議論打ち切る
東京電力柏崎原発 (Wikipediaから)
原発の「原則40年、最長60年」の規定は、東日本大震災で福島第1原発事故を契機に決められたものです。今回、小委員会の了承は、のど元過ぎれば熱さ忘れるなのか、事故の教訓さえも踏みにじるものです。
原発への固執
事故の教訓どこへ
経産省の制度直しは、岸田首相の事故の教訓を踏みにじった政治判断によるものです。脱炭素社会に原発が不可欠とする固執した考えがそもそも問題なのです。脱炭素を言うなら、自然エネルギーへの転換を最重視し、進めなければならないのに、それを軽視し、置き去りにしたて原発一辺倒です。
今回、小委員会が了承した中には、東電が福島原発で起こした事故のあと、政府が想定していなかった原発の建て替えまでが含まれていることです。これは、もう完全に原発を推進するという姿勢です。
審査期間など除外
しかも、審査などで停止している原発について、その停止期間を年数から除外するとするものです。原発は、運転を停止しても、完全停止とは違います。この間も高熱を発するため冷却を続けなければなりません。にもかかわらず、この間を除外するなど安全を考えたものとは言えません。
議論打ち切り、委員長の暴挙
「原則40年、最長60年」としたのは原発本体の老朽化で十分な安全を考慮したものなのです。
住民の懸念無視
言葉遊びの末
岸田首相は、グリーン・トランスフォ―メーション(GX)実行会議でこうしたことを指示し、5回の議論の後、指針案をエネルギー政策全体に渡って議論する別の有識者会議に報告し、年内にGX会議で正式に政府の方針として決定します。
政府のこうした拙速な姿勢は、老朽原発に対する立地自治体や、住民、周辺住民の懸念を無視していると言わざるを得ないものです。
特に今回、経産省の有識者会議小委員会で2委員の反発があったことです。松久保肇NPO法人原子力資料情報室事務局長が「実質的に運転期間の上限を撤廃したに等しい」「市民の反発に配慮したかのような言葉遊びは止めるべき」「形だけ反対意見を聞いたというだけ。施策に反映されない、多様性のない議論、非常に不愉快」と反発です。
踏みにじった
福島事故の教訓
原子力市民委員会の大島堅一座長(龍谷大教授)は「福島第1原発事故の教訓を忘却し踏みにじった。原発は衰退産業、いくらお金をかけても立て直すことはできない」と。
猛反発を押切り、委員長の山口彰原子力安全研究協会理事が「私の判断で対応する」という暴挙で議論を打ち切りました。
委員長は、こうした2人の委員の議論を打ち切ったのです。まさに形式だけの委員扱い。岸田政権の横暴と似たようなやり方です。
道しるべ
経産省有識者会議原子力小委員会で政府案を了承です。原則40年、最長60年を完全に見直すものです★原子力発電には未知の部分があります。最長60年の上限を無くして、老朽化による事故があり得ないと言い切れるのか。老朽化原因で事故が起きた時、誰が責任を取るのか。責任など取れるはずがないのです★上限撤廃へ道をつけたことは重大な問題です。エネルギー政策全体の議論などは名ばかり、自然エネの活用は置き去りにされ、原発だけが押し進められようとしています。廃炉決定原発を対象に次世代原発での建て替えがあげられています。
ココちゃんで~す
新幹線の駅ってすっごく大きいワン 😀
昨日の、かっこよかったから新幹線の列車と思ったけど、関空特急だったワン 😂
新大阪駅・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です