
2022年12月12日 第523号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月12日
第523号
編集・ココちゃん
空港使用不許可は当然
ブルーインパルス飛行で沖縄県
「島を戦場にするな」
反対、100人が抗議集会
11日、沖縄県宮古島で、航空自衛隊アクロバットチームによるブルーインパルス展示飛行がおこなわれましたが、沖縄県は下地島空港使用を不許可としました。・かつて琉球政府とで結んだ覚書に沿った対応です。宮古島空港周辺では、飛行に反対する100人が「宮古島を戦場にするな」と抗議の訴えをおこないました。
不許可「覚書」に沿ったもの
ブルーインパルス(Wikipediaから)この日のものではありません
ブルーインパルス展示飛行は、宮古島の航空自衛隊宮古島分屯基地の開設50年を記念して実施されたものです。ですが、政府は宮古島をはじめとした南西諸島を軍事要塞基地化を進めています。こうしたことからこの日、宮古島空港周辺では「島を戦場にするな」「ミサイル基地いらない」「沖縄の宝・屋良覚書」を掲げた抗議行動がおこなわれました。
こうした抗議活動が行われている一方では、観光ショーとして喜んでいたり、スマホで写真に撮って単純に喜んでいる姿も多くみられ、日本の軍拡路線を憂慮することのない姿勢は極めて問題といえることです。
国民が、こんなことで浮かれている間に、政府の軍拡の企ては際限なく進んでいるのです。特に、岸田政権に取って代わってからは、軍拡路線が加速度的に進行していることです。
この日、青と白のT4練習機が駐機していた宮古空港を離陸しました。会場上空で、雲の中から着陸灯を点灯した状態で登場、クリスマスツリーを再現するなどの演技飛行です。
航空自衛隊宮古島分屯基地の開設50年を記念を利用し、国民にこのよう
国民欺くブルーインパルス
なショーを見せて自衛隊への関心を引こうとするやり方、別の意味で国民を欺くことでもあるのです。
当然ながら、当初航空自衛隊側が計画していた下地島空港の使用を沖縄県が不許可としました。同空港は3000メートル滑走路があり、インパルス実施機の離着陸ができます。県の判断は「軍事利用につながる」としての不許可でした。こうしたことから、空自は那覇市にある空自基地を拠点としたものです。
今回、宮古島でのブルーインパルスが中止されずに実施されたのは、地元経済団体が動いたことも見逃せないことです。このような経済団体などは政府や自民党とのつながりが強いことです。しかも、この日は、風が強くスモークが流れてしまう可能性があったにも関わらず強行されたことも問題です。
下地島空港は、沖縄の本土復帰前の71(昭46)年、当時の琉球政府の屋良朝苗主席と日本政府が、同空港を訓練や民間航空以外に利用する目的はないとする取り決めを交わしています。いわゆる「屋良覚書」とされるものです。
これに照らしても明らかなことから下地島空港の使用を沖縄県が不許可としたものです。
他の空港使って実施したことも問題。国民を欺くようなインパルス飛行です。こうしたことで国民が浮かれている間に、岸田政権は、あろうことか、福島復興税まで、その財源を大軍拡の予算に取り込もうとしているのです。復興税は福島復興のための時限税です。まだ復興も完了していないのに、その税金を流用するなどとんでもないことです。国民が目を覚ますことも求められるものです。
道しるべ
ブルーインパルスの曲芸飛行さえ難色を示した県の対応、南西諸島の防衛力整備のブレーキにもなりそうだ――宮古島でのブルーインパルス飛行で産経新聞の主張★同紙は自衛隊活動に対する県の非協力的姿勢が浮き彫り、沖縄で今後の自衛隊活動に禍根を残したと。不要なブルーインパルスの実施も自衛隊活動とする産経の主張こそ異常★南西諸島周辺の安全保障環境は急速に悪化、半世紀前の覚書を持ち出すこと自体、県は現実から目を背けていると自民議員の主張。半世紀前だろうと、覚書は生きています。急速な悪化は日本の軍拡化によるものです。
ココちゃんで~す
うわー、新幹線ってかっこいいワン 😀
ココちゃん、乗ってみたいワン 😂
新大阪駅・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です