2022年12月３日 第514号
ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
12月3日
第514号
編集・ココちゃん
財政規律破壊、補正予算
予備費の巨大化問題
物価対策、ほど遠い内容
常套手段、補正への組み込み
岸田政権の22年度第２次補正予算が２日に成立しました。補正予算全体を見ると、財政規律を破壊したものであり、本来の物価対策にはほど遠い内容です。当初予算に組み入れるべきものを補正に組み込むということが常套手段になっており、予備費の巨大化も極めて問題です。
緊急性ない事業横行
岸田文雄首相＝首相官邸ホームページから
第２次補正予算は、政権の総合経済対策と銘打ったもので、歳出予算総額28兆９２２２億円です。このうち、財源の８割は赤字国債発行によるものです。
問題なのはこの内容です。経済対策と称した物価対策は兆円近い予算のうちの７兆８１７０億円にすぎません。予算の多くが、緊急に必要としないものにあてられていることです。
このようなやり方は、岸田政権に関わらず、自公政権の常套手段であり、完全に常態化したものです。国民の安全・安心の確保などと称した予算には、物価対策とほぼ同じ７兆５４７２億円も計上していることです。
この予算は多くが国交省所管になるものです。公明党大臣の利権につながりかねないものです。「国民の安全・安心」にかこつけ、今、補正予算として組み込む緊急性のないものが多数含まれています。
このようなことは、本来当初算に組み込むべきものであり、それを補正に組み込むことの意図することは、当初予算を少なく見せかける手段でしかありません。
補正予算は当初予算と異なり、財務省の査定期間も短くなっています。十分にその内容が吟味されないまま盛り込まれている事業が多いのが特徴です。
自由裁量の予備費
国会軽視の姿勢
意図的に、当初予算枠から外れるものを補正予算に取り込んでおり、財政規律が著しく歪められていることです。
国会での議決を必要としない予備費、これにウクライナ情勢経済緊急対応として１兆円、物価高騰対策の３兆７０００億円は、当初予算と、１次補正予算と合わせると過去最大となる11兆７０００億円にもなります。
このようなことを、国会審議もなく内閣が自由に出来ることであり、正に財政民主主義、国会を軽視したものと言わざるをえないことです。
予備費の趣旨
完全に逸脱
自公政権で常態化
予備費というのは、本来の趣旨なるものは、自然災害などの不測の事が必要になった時に支出する予算なのです。
ところが、自公政権による補正予算は、完全にこの趣旨を逸脱するもので、これが常態化していることです。
先に規模ありき
「30兆円が発射台」
しかも、今回に至っては、補正予算が検討される以前から、自民党・世耕弘成参院幹事長が「30兆円が発射台」と先に数字ありきになっていることです。世耕参院幹事長だけではありません。自民党の他の議員からも大型の予算規模の発言が相次いでいたことです。
こうしたことから、この30兆円という規模に合わせるために財務省が基金や予備費を無理に積み上げたとされているのです。
補正予算においては、またしても玉木雄一郎代表が率いる国民民主党が賛成して成立させたことです。早くから野党ではなく、自公政権の補完政党でしたが、国民民主はもう、完全に自公政権の一角を担う政党になっており、自公政権と連立、玉木代表入閣の報道が出るのもうなずけるものです。
道しるべ
第２次補正予算に国民民主党が賛成したこともあって、自公政権国民民主と連立か、玉木雄一郎代表が入閣という記事が時事通信によって配信されました★火のない所に煙は絶ちません。この煙を捉えたのが通信社です。根拠もなくこのような記事を流すなどふつうは考えられません★まだ決定していないことだが、時事通信にすっぱ抜かれたということでしょうか。ですが、政権側は完全否定しています。決定し、発表していないのですから、いくらでも否定できます★その結果、誤報とされてしまうでしょうが、決して誤報ではないはずです。
ココちゃんで～す
今日のおやつ、カステラとメロンだワン 😀 😍
ココちゃん、トナカイさんになったワン 😂 😂
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
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