
2022年11月26日 第507号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
11月26日
第507号
編集・ココちゃん
財源議論に姑息な手口
国民を欺くためでしかない
議論、年内は軍拡予算優先
「子育て」などは年明けに
政府・自民・公明が、防衛予算などと銘打った財源議論について、重要な「脱炭素」「子育て」の問題を後回しにして議論しようとしています。防衛費、国防予算などと言えば一見聞こえがよいものですが、なんのことはない軍拡予算です。軍拡予算など、いくら積み上げても平和の維持にはつながりません。そんな軍拡予算と脱炭素、子育てに関わる財源議論をやれば、必ず財源はどうするとなります。そうしたことを意図的に回避するために持ち出されたのが軍拡財源議論を先にやる、年内にやる。脱炭素、子育ては来年にまわすという国民を欺く姑息な手口・手段なのです。
増税、負担隠す狙い
岸田文雄首相
掲げる軍拡予算は、日本を、我が国を他国からの侵略から守るなどというものでありません。なんのことはなく、アメリカの世界戦略のためでしかないということです。そのために多額の軍拡費をアメリカに約束していることです。
今、政府・自民党は、台湾(中華民国)有事をことさら強調しています。そもそもが、中華人民共和国はひとつ。いわゆるひとつの中国を認めたこと自体が矛盾しているのです。
新たな国家の樹立が革命によってなりうることもひとつの形態であって、必ずしもそれが悪とは言い切れません。おかしなことをやっていれば、民が立ち上がるということが歴史的に存在しているのです。
話しを戻すと、中国の場合は、中華民国政府が正統政府と言えます。その政党政府を追いやったのが今の中国です。しかも、その後、今日に至るまで、台湾を実効支配できていないのです。ふたつの中国が存在していることは歴然とした事実です。
一つの中国を言い
台湾有事を問題視
ですが、アメリカはひとつの中国を言い、それでもって台湾有事を言い出すこと自体がおかしいのです。
そんなアメリカの勝っ手な都合で、日本を巻き込むなってことなのです。そのために日本が大軍拡予算を組むなど到底許されるものでありません。
そんな必要のない、戦火に巻き込まれる軍拡の予算を議論することを優先し、絶対不可欠な「脱炭素」、「子育て」が後回しなのです。
待ったなし脱炭素
移行債に20兆円
脱炭素は、今日の異常気象を考えれば、待ったなしの問題です。脱炭素の問題で、政府・与党は、GX経済移行債で20兆円を見込んでいます。子育てについては予算を倍増するというものです。これらの方が優先度が高いこと、まともな感覚で考えれば明らかです。
軍拡などは、隣国の緊張を高め、更なる軍拡を助長するものでなんらプラスにならないものです。戦争は全てが「防衛」の名のもとに引き起こされる ものなのです。脱炭素などと違って、容易に回避できるものです。
削減される社会保障費
消費税増税も
にもかかわらず、政府・与党がやろうとしていることは、軍拡予算を確保するため、歳出改革で捻出。要するに、削減されるのは国民全体の社会保障なのです。先に法人税が有識者会議の報告書から削除されたように、大企業や富裕層から財源を引き出すなどという考えがないのです。
さらに、それでも不足する分を国民全体で負担するというものです。そうした場合、かならずや出てくるのが消費税増税です。
「社会保障のため」と偽って消費税制度を続け、さらに、その社会保障を削って、あからさまに消費税を引き上げることになるのです。
道しるべ
政府・与党が子育て支援予算を倍増する。この字面だけを見れば、それは良いことだとなるのですが…★そこには大きな裏、問題があることです。全世代型社会保障構築本部長でもある岸田首相が「公平に支え合う仕組みの強化」とし、75歳以上の医療保険料の引き上げを明言しているのです★そもそも医療保険料や年金などは順送りで、みんなが保険料を納め、その繰り返しで運営されてきたもの★にもかかわらず、少子化で現役世代が少なくなるなどは、歴代自民党政権が招いたもの。それを今になって公平な負担を持ち出すこと自体が矛盾しています。
ココちゃんで~す
うわー、すっごく大きなツリーだワン 🥰 🥰
大阪市此花区・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です