
2022年11月20日 第501号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
11月20日
第501号
編集・ココちゃん
原発 推進側と規制側べったり
運転期間の見直し問題
経産省だけでなく電力会社も
規制委、予定していた聴取
一部反対で見送り
原子力規制委委員=原子力規制委員会のホームページから
原子力規制委員会の会合で、政府・経産省が検討している原発の運転期間見直しで、電力会社から意見を聴取するとする提案が出ました。提案に対し、一部の委員から「時期尚早」と反対され、提案を見送ったものです。
9月に山中伸介委員長に代わり、規制委が以前より悪くなった感があります。原発を規制する側にいるのが規制委。その規制委が経産省の意見を聞くこと自体がおかしいのに、電力会社の意見を聞くなど規制委としてまともに機能しているとはとても思われません。
今回、規制委の会合で、一部の委員から、反対があり、経産省側の見直し内容の具体化を待つことを決定したこともまともとは言えません。
経産省が案であっても、その案を提示したということはこれをやりますということでもあるのです。新聞報道からみると、岸田文雄首相が運転期間延長の検討を指示しているのです。検討の指示と言えば、聞こえは良いですが、なんのことはなく「延長しろ」ということなのです。これが首相の政治判断なのです。
使命感ない規制委
独立性もなし
しかも、これに対して、規制委は「意見を述べる事柄ではない」との見解をまとめているのです。まさに、政府にべったりの姿勢です。
規制委は、政府とは独立した組織のはず。にもかかわらず、規制委がこのようなべったりの姿勢では、完全な政府の下部組織になりさがっているとしか言いようがありません。
これでは、原発の危険性から、住民、国民を守れるはずがありません。規制委としての使命を完全に失っています。
しかも、新任の山中委員長が、定例会合に経産省の幹部を呼んで意見を聞き、その後の記者会見で「原則40年、最長60年」の現行のルール撤廃を容認していることです。
「原則40年、最長60年」も、東日本大震災どき、福島第一原発の事故によるもの。政策判断ではあるのですが、原発の危険性を考えれば理のあるものです。
10年ごとの審査
あるのは危険性
それを今回、岸田首相の政策判断で「原則40年、最長60年」を見直すとしたのです。これには全く理などありません。
首相が示したのは、運転開始から30年後を起点とし、10年以内ごとに設備の劣化を審査し運転を延長するものです。一見して合理的のようにみえますが、とんでもありません。
そもそも高温を発する原子炉の耐久性が60年以上あるというのか。それ自体が理解できないことです。10年ごとに設備の劣化を審査するいうことですが、その10年に事故を起こさないと断言できるのか。
誤解恐れずと委員長
委員長は「あえて誤解を恐れずに検討を始めた」としていますが、誤解しているのは山中委員長ではないのか。事故が起きれば、委員長は辞任ですんでも、起きた事故による結果は原状回復などできない事態になることです。
道しるべ
原子力規制委員会の山中伸介委員長は完全に政府べつたりです★委員長は、9月の就任早々に「経産省から検討状況を聴取する」としているのです。出足からこの姿勢です。政府の方針に完全に前のめりです。一部委員から「前のめり」の意見が出たのは当然。前のめりだけではありません。規制委の使命を放棄したにすぎないことです★委員長の提案に反対したのは地震津波の審査の担当委員。「規定を変更することはないとの前提があり、これが大事」としています。当然の事です。「私は了承しない」と言っています。委員長の政府寄りに断を下した姿勢です。
四季の花
めぐり 1
ココちゃんで~す
サザンカの花がきれいだワン😀 😀
大阪市北区堂島浜・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です