
2022年11月19日 第500号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
11月19日
第500号
編集・ココちゃん
陸自機動戦闘車公道走行
沖縄・与那国町 105㍉砲搭載
19日までの日程で強行されている日米共同統合演習参加の為、自衛隊機輸送機で空輸された陸自用自衛隊の機動戦闘車が沖縄県与那国町の公道を走行。地元住民らが「島を戦場にするな」と抗議の行動を行いました。戦闘車には105ミリ砲が搭載されています。
日米共同演習に参加
住民らの反対押し強行
島を戦場にするな
16式機動戦闘車の同型車=Wikipediaから
「キーン・ソード23」と呼ばれる日米共同統合演習としての実働演習です。
統合幕僚監部のプレスリリースによれば、グレーゾーン事態から武力攻撃事態において自衛隊の運用、日米共同対処要領の演習で、自衛隊の即応性と日米の相互運用性の向上を図るのが目的とされています。
ですが、こうしたことの実践は、南西諸島の島々を戦場にするための戦争のための準備・訓練でしかないということに尽きるものです。こんなことは周辺国の緊張を煽るだけにしかなりませんし、北朝鮮に関して言えばミサイルの連続発射の口実を与えることにしかなりません。そして、それが、北のミサイル技術、性能を飛躍的に向上させることにもつながることです。
必要のない軍事演習です。戦争をする気があるからやっているのであって、決して戦争を回避するためのものではないということです。なによりも、戦争をする気がないのであれば、軍事演習や装備の拡大などではなく、徹底した外交努力を積み重ねることしかないのです。
戦争は、常に「防衛」という名の元に起きるものです。決して偶発的におきるものではないのです。
国民の意識も問題
反撃能力に賛成52%
まして沖縄県は、かつての大戦で、沖縄戦という悲惨な戦争を身をもって体験しています。二度とこのような戦争をくりかえしてはならないとするのは沖縄県民の願いです。もちろん沖縄県だけではありません。日本の国民の多くがそう願っているのです。
しかし、残念なことに、日本の国民は、自衛隊が反撃能力という攻撃能力を持つことを認める傾向にあります。
11月の読売新聞の世論調査では、「反撃能力をもつ」ことに52%の人が賛成しているのです。こうした反撃能力を単に撃たれれば撃ち返すと捉えている人が多いことです。
反撃能力は
攻撃能力
平和を破壊するもの
ですが、これは誤りであって、多くの国民はそうした認識がないのです。平和を願うのであれば、政治というものをしっかりと捉えなければなりません。
どんなに反撃能力(実際は攻撃能力)を強化しても、国土や国民の財産を守れないことはウクライナでのプーチン・ロシアの軍事侵攻による対処が証明しています。
経済損失70兆円
ロシアの軍事侵攻いらい、企業活動が止まったりで、侵攻が始まった3月末の早い時点で70兆円の経済損失。これはウクライナのGDPの3倍を超えるものです。
最新の物的被害は、世界銀行推計で7兆7000億円にも達しています。さらに問題なのが人的被害。国連の推計では民間人4700人が死んでいます。兵士の死は1万人以上、数万人とも言われています。
ウクライナの軍事費は、GDPの3・2%。これに侵攻以来、米から金額にして2兆4287億円の支援を受けながら甚大な被害です。これでも、反撃能力が必要と言うのでしょうか。
道しるべ
沖縄県与那国町の公道を105㍉砲や重機関銃Ⅿ2などを搭載した機動戦闘車が走行しました★住民らが抗議行動を起こすのは当然のことです。沖縄のひとたちは、本土にない悲惨な沖縄戦を体験しているのです★そんな沖縄の島が、戦場にされようとしているのです。「そんな大げさな」「防衛のための演習」だと言う人がいるでしょうが、とんでもありません。この演習は、戦争を前提にしたものであって、決して偶発的戦争を回避するためではないのです★政府の国民欺きに乗せられるのではなく、国民自身が平和のため、しっかりした認識が必要です。
ココちゃんで~す
街中のクリスマスモード、別のお店にはサンタさんもいたワン 😀 😀
ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です