
2022年11月1日 第482号


コちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
11月1日
第482号
編集・ココちゃん
米へ攻撃 自衛隊反撃は先制攻撃
日本への攻撃ではない
公明党・北側一雄衆院議員が、日本記者クラブの講演で敵基地攻撃能力の保有を問われ「そのように思っている(完全に合憲の認識)」と答えています。同時に「武力攻撃の着手があったというのが前提。先制攻撃になったら9条に反する、専守防衛に反する」としていますが、とんでもない国民欺きでしかありません。公明党が言う武力攻撃の着手とは、日本への攻撃ではなく、米軍への攻撃なのです。
戦火招く集団的自衛権
専守防衛範囲完全逸脱
公明党・北側一雄衆院議員=衆議院のホームページから
危険極まりない安保法制
北側議員は、攻撃に着手した時と言っていますが、日本が攻撃された時とは一言も言及していません。集団的自衛権という前提で言っていることなのです。 この集団自衛権なるものが曲者です。日本がアメリカの同盟国として一体の軍事行動を取ることです。そうしたなかにあって、米軍が敵国とされる国から攻撃を受けた場合、日本が攻撃されたものとして自衛隊が反撃するということです。これは、どう考えても専守防衛などにはならず、単なる先制攻撃でしかないことです。
このようなことで自衛隊が先制攻撃をすればどうなるか。自衛隊によって攻撃された側は米軍の攻撃とはみなしません。自衛隊、日本からの先制攻撃として、さらに日本による宣戦布告と捉えて当然報復の反撃に出ます。
その攻撃対象は当然ながら国内にある自衛隊基地となります。日本による事実上の宣戦布告なのですから、相手国が自衛隊基地だけを攻撃対象にするとはかぎりません。
宣戦布告意味する
自衛隊の反撃
日本による宣戦布告を意味するものなのですから、相手国は日本の指揮系統にある中枢機能への攻撃も当然考えられます。防衛省、首相官邸などが標的になってもおかしくありません。
戦争になって、相手国に打ち勝つ近道は指揮系統の中枢を叩くことが常識です。現実にそこまで行かない、行けないのは守りが徹底しているからです。それによって局地戦や、中枢機能から離れたところが戦地になるだけのことなのです。
米軍と一体の軍事行動を自衛隊がとった時、国民にもたらす影響は限りなく大きなものとなります。被害を受けるのは国民です。その被害も、物的なものに限定されるなどあり得ません。必ず人的被害を招き、多くの死傷者をだすことになるのです。
危険な集団自衛
与党全体にあり
公明党だけでなく、このような考えは与党全体に及んでいることです。自民党を中心とした与党・政府でも敵基地攻撃能力の保有は憲法の運用で変えられる。それで対応できるというものになっていることです。
わが国においては、政府自体が「集団的自衛権の行使は憲法上できない」とすることが半世紀に渡って続いてきたのです。
その憲法に真っ向反する集団的自衛権を認めたのは国賊の安倍元首相です。安倍政権が安保法制を作り上げ、集団的自衛権が公然と幅を効かす。岸田政権も当然ながら、国賊が残した負の遺産を引き継いでおり、敵基地攻撃を自衛権行使として認めているのです。
このような方針が続く限り、いつ戦争になってもおかしくない状況になっているのです。中華民国への中国の軍事侵攻で、日本が米と一体行動。それによる中国への反撃はまぎれもなく先制攻撃であり、戦火を招くものです
道しるべ
個別的自衛権の枠組みの中で論じられてきた敵基地攻撃能力保有ですが、自民党政府自体が50年以上も続けてきた「集団自衛権行使は憲法上許されない」これを安倍元首相が変えてしまったことです★こうしたことが今、わが国をとんでもない危険な状況にしていることです★中華民国問題は隣国であり、もちろん無視していいことではありません。だからと言って米国の方針で自衛隊が加わり、米軍が攻撃を受けた時に自衛隊が反撃するのは問題です★軍事力にものを言わせるようなことはすべきでありません。すべきは徹底した外交努力です。
ココちゃんで~す
ナンテンの赤い実がきれい。花が咲いているみたいだワン 😊 🥰
中之島遊歩道でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です