
2022年10月30日 第480号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
10月30日
第480号
編集・ココちゃん
自衛隊米軍指揮下に?!
元米海軍幹部「必要」指摘
自衛隊が米軍の指揮下に入る。そんなことが現実味を帯びてきています。中華民国(台湾)や、北朝鮮有事の際に、自衛隊と米軍が一体となって作戦を遂行するためです。元米軍の幹部が「統合本部体制が必要」とし、山崎幸二統合幕僚長が米韓の制服トップと会談し、「調整が不可欠」と確認しています。
台湾、北朝鮮有事で
韓国軍は事実上指揮下
山崎幸二統合幕僚長=Wikipediaから
統幕長調整不可欠確認
米韓制服トップと会談
指摘した元米軍幹部は、ゲイリー・ラフヘッド元海軍作戦部長で、日本経済新聞社と米戦略国際問題研究所(CSIS)が共催したシンポジウムでのこと。
ラフヘッド元部長は、有事の際の指揮命令、情報の共有について日本と米国が一体で運用すべきと発言しています。これは、中国による中華民国への軍事侵攻が現実になり得ることと、北朝鮮が核とミサイル開発を急速に進めていることを念頭においたものです。
国内に米軍基地を置く隣国の韓国では概に有事時の指揮権を米軍の司令官が米韓連合軍司令官を兼ねることになっています。日本でもこうしなければ、部隊の運用に作戦の食い違いが生じかねないとするものです。
自衛隊は現在、米軍との統合本部なるものを想定していません。米軍とは別に、自衛隊の指揮系統で動くことになっています。
こうしたことから、山崎幸二統合幕僚長が訪米中に米韓の制服組トップとの会談をおこなっています。
有り得る指揮下入り
議論の進展確実
この会談では、北朝鮮の核とミサイルの開発が急速に進んでいることへの対応として多国間調整が不可欠とすることを確認しています。
米軍の指揮下に自衛隊が入ることには及んでいませんが、将来的にこれを想定していることが見てとれることです。このことで、議論が進展することは確実です。
政府・防衛省は、反撃能力という言い換えた敵基地攻撃のため、米国の巡航ミサイル・トマホークの導入を計画しています。トマホークは、射程1700キロの飛行能力があり、命中精度もかなり高いものです。
1基1億円
トマホークの価格
トマホークの価格は1基で1億円もします。実際に導入となれば1基や2基ではすまないでしょう。多額の国家予算をつぎ込むことになります。
政府は軍拡費のGDP2%を掲げています。このままいけば、こうした軍拡予算で確実にトマホークを導入することになります。同時に、自衛隊の米軍指揮下入りも現実のものとなります。
米軍の自衛隊に
自衛隊基地も標的に
こうなれば、自衛隊は完全に米軍と作戦を共にすることになり、米軍の自衛隊になってしまいます。これによって、国内にある米軍基地と、自衛隊基地が相手国の標的にされることは確実です。こうした標的はエスカレートすることもあり、誤爆なども当然起きえます。
北朝鮮が急速に核、ミサイル開発を進めているとはいえ、日本もまた急速に軍拡という危険極まりない方向に突き進んでいるのです。
米軍のための戦略に安保法制が適用され、自衛隊が指揮下に入り、日本は否応なしに戦火に巻き込まれます。こうなれば、被害を受けるのは自衛隊ではなく、一般の国民です。
道しるべ
国民を守る、国民の財産を守ると言いながら、政府がやろうとしていることは国民の命を奪い、財産を破壊することでしかないのです★反撃能力などと表現を言い換え、軍拡の急速な拡大を企てる政府。反撃能力イコール敵基地攻撃です。政府は、国産の改良型12式地対艦誘導弾を導入する方針でしたが、手っ取り早く米国の巡航ミサイル・トマホークの導入に傾いています★新聞などの世論調査では、軍事費を増額すべき57%(産経)、敵基地攻撃能力保有賛成53,5%(共同)です。国民は軍拡による危険を殆ど感じていないのが大問題です。
ココちゃんで~す
昔、ここに都があったんだって 😲 難波宮って言うんだワン 😀 😊 😊走れるワン 😂
大阪市中央区・難波宮遺跡でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です