2022年10月８日 第458号
ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
10月8日
第458号
編集・ココちゃん
ノ平和賞、受賞者決定歓迎
ロシア、ベラルーシが批判
ロシア、ベラルーシ、ウクライナの人権活動家らがノーベル平和賞の受賞に決定しました。ロシア、ベラルーシ側は「政治的」と批判しています。だが、多くの場合、平和を破壊する元凶は政治です。決定に意図があっても、それは当然のこと。当然出るであろう批判を前に決定したことを歓迎するものです。
政治的意図、あって当然
平和の破壊、多くは政治
ノーベル平和賞受賞者を決定したノルウエー議会(Wikipediaから)
批判する前に自らを正せ
人権擁護に関わる３カ国の個人、団体がノーベル平和賞に選ばれたことで、国連のグレステ事務総長が歓迎の声明を出しています。
「市民社会団体(人権団体など）は民主主義の酸素であり、平和、社会の前進、経済成長を促進させるものだ。政府が説明責任を果たすのを助け、弱い立場の人々の声を政権に届ける役割」としています。
ノーベル平和賞に決まったのは、ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキさん、ロシアの人権団体メモリアル、ウクライナの人権団体の市民自由センター（ＣＣＬ）の３者。
ノーベル賞委員会は、授賞理由として●長年にわたり権力を批判し、市民の基本的権利を保護。戦争犯罪、人権侵害、権力の乱用を記録するため卓越した取り組みをしてきた●彼らは共に、平和と民主主義のためにいかに市民社会が重要かを示した●ベラルーシ、ビャリャツキさんはベラルーシで80年代半ばに起きた民主化運動の創始者、祖国の民主化、平和的発展に人生をささげてきた。96年に団体「ビャスナ（春）」を設立。デモで投獄された人やその家族を支援。11年
人権擁護に取り組んだ団体・個人
から14年に投獄された。20年に政権に対する大規模なデモが発生。その後、再び逮捕され、裁判なしにいまだに拘束されている●ロシア、メモリアルは、共産主義体制の抑圧の犠牲者が忘れ去られないよう願う旧ソ連の人権活動家が87年に設立。平和賞受賞者のアンドレイ・サハロフ氏や、人権活動家スベトラーナ・ガンヌシキナ氏も創設者の一人。ソ連崩壊後、メモリアルはロシア最大の人権団体となった。スターリン時代の犠牲者に関する文書館設立に加え、ロシアでの政治的抑圧と人権侵害に関する情報をまとめ、体系化した。軍国主義との闘い、人権の促進や法の支配に基づく政府を推進する取り組みの最前線に立ってきた、チェチェン紛争中、メモリアルはロシア軍などによって民間人に行われた人権侵害と戦争犯罪に関する情報を収集し、検証。21年、ロシア当局はメモリアルに解散を命じた●ウクライナ ＣＣＬは、ウクライナの人権と民主主義を推進するため07年にキーウに設立された。ウクライナを法の支配に基づく統治へと向かわせるために、国際刑事裁判所加盟を積極的に提唱。２月のロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナの民間人に対するロシアの戦争犯罪を特定し、文書化する努力に従事してきた。戦争犯罪をした者に責任を負わせるため先駆的役割を果たしている。
などをあげています。
ウクライナにおいては、侵略の加害国ロシアとの同時受賞に批判的ですが、侵略は政権がやっていることであり、国民には侵略反対を掲げる人がいるように、国民に目を向けるべきでありません。
季節の花 ➌
コスモス
背丈の低いミニコスモスが先始めているワン 😀 🥰
大阪府八尾市・久宝寺緑地公園・ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 今年のノーベル平和賞決定は、プーチン・ロシアがウクライナに軍事侵攻する中でおこなわれました。このため、政治的決定との批判があります★ですが、こうした状況の中だからこそ人権団体、個人の活動がクローズアップされ、人権擁護の意義が再確認されたのです★逆に、軍事侵攻がなければ、今回の３者は対象にならなかったでしょう。それだけ軍事侵攻によって人権がことごとく破壊されていることで、人権擁護ということがクローズアップされたことです★ロシア軍の、ウクライナにおける蛮行は国際法規など完全に無視されたものです。その上、核兵器使用の脅しをかけるまでに至っています。これこそ最大の人権侵害に発展するものです。許されぬことをやっているのです。
大阪のうめ吉 