
2022年10月3日 第453号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
10月3日
第453号
編集・ココちゃん
首相・メディア98分の疑問
30日午後3~4時38分、メディアと懇談
10月30日、岸田首相の「首相動静」に午後3時から4時38分まで、新聞・通信社・内閣記者会、内閣記者会のキャップ、民放の加盟報道各社の解説委員と懇談をしています。このようなことは記者らを飼いならして黙らせるものでしかなく、明らかに政権側との癒着を示すものでしかありません。
何を話したのか
懇談、飲み込まれるだけ
岸田首相の予定首相官邸ホームページから
首相・メディア癒着の姿だ
今、統一教会に関わることが重大問題になっています。自民党の現職・村上誠一郎衆院議員が「国賊」と断定した安倍元首相の国葬を政府が強行するという大問題の最中です。
そんな時、首相官邸の9月30日のホームページ「首相の予定」に「論説委懇」「解説委懇」「キャップ懇」とあります。メディアとの懇談会であることが一目でわかります。
翌日の新聞の「首相動静」欄にはこう書かれています。
●午後3時から同30分まで、新聞・通信各社の論説委員らと懇談。
●午後3時31分から同58分まで、在京民放各社の解説委員らと懇談。
●午後3時59分から同4時28分まで、内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談
懇談の時間は合わせて98分、1時間38分です。一括にしないで新聞・通信社の論説委員、民放の解説委員、内閣記者会キャップと分けているのです。こうしたことは外部に内容が漏れないようにするのとしっかり聞いてもらうことに意図がありま
菅元首相、メディア飼いならし
す。しっかり聞いてもらうというのは、首相の、聞こえよく言えば「要請」でしょう。相手側から現在の状況に対して質問や疑問などに答えることではないはずです。
「首相動静」欄は小さくても、時には重要な情報が含まれているのです。この日の動静欄にある他の日程は、紙面で報じられることです。しかし、問題視している懇談の詳細は紙面に載ることがありません。頭っからオフレコを冠してはいませんが、実態はオフレコ懇談です。こうした首相とメディアの懇談は、参加するメディア側も取材目的ではありません。明らかになんらかの要請が狙いであることをわかっていて参加しているのです。このようなことは、冒頭に記したように、記者らを飼いならして黙らせるものでしかありません。
菅首相の時代には、桜を見る会の問題が真っ最中で、野党の追及チームが立ち上げられた時です。こんな時、菅元首相は19年9月15日を手はじめにフジテレビ代表と会食をしたのに続き、18日に読売新聞の論説委員長、編集局長との会22日、 日本経済新聞特別顧問と森喜朗元首相が会食。この後12月に入ってからは10日、日経政治部長、17日 報道各社の首相番記者と会食などがおこなわれています。細かく相手を絞ってやったのが特徴であり、菅元首相のメディア飼いならしの手法が徹底しています。20年10月には完全オフレコ朝食懇談もおこなわれています。しかもこの時は参加人数の制限なしの異常なもの。コロナ禍が鮮明になった年にです。
ココちゃんです。
警官に止められ、逃走しようとしたバイクの男を現行犯逮捕だワン ザウちゃん、ナイスシャッター 😍 😍
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 菅元首相のオフレコはコロナで3密が今以上に言われた時★そんな時、内閣記者会加盟在京全国紙やキー局の常勤幹事社19社が対象。ですが、人数制限なしです★この年官邸はコロナを理由に記者会見の人数を1社1人に制限しています。実によくメディアを飼いならしてきた菅首相の裏の「手腕」★こんな菅元首相のやり方が遂には共同通信前論説副委員長を首相補佐官に起用するまでなっているのです。徹底した菅元首相のメディア取り込み。そんな菅元首相が今回強行された安倍元首相の国葬で弔辞を読み上げたのです★菅元首相には再登板の情報が流れています。このような菅に飲み込まれるメディアもメデイァですが、再登板はさらに危険を招くものです。