
2022年9月5日 第425号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
9月5日
第425号
編集・ココちゃん
国葬費用100億円超えに
外国からの接遇に多額費用
岸田政権が法的根拠もなく、国会にも諮らずに決定した安倍元首相の国葬、政府は2・5億円を予備費から支出(歳出)としていますが、警備や外国から参列する要人への接遇費を含めると100億円超えになります。しんぶん赤旗が過去に行われた「退位の礼」などを参考に算出したものです。100億円もの巨額費用を国会も開かず予備費から歳出するなど、極めて乱暴な財政民主主義に反する手法です。
2・5億円は見せかけ
政府、総額公表は終了後と
岸田文雄首相(首相官邸ホームページから)
入札1社、出来過ぎたシナリオ
政府は、式典に要する費用を2億4940万円と、閣議決定。支出は今年度予算の予備費からとしています。しかし、これはあくまでも式典のみの支出であって、絶対的にかかる警備費、海外からの要人接遇の費用は全く含まれておらず、予算を低くみせるための見せかけのものです。
しかも、総経費は国葬終了後に公表するというのですから、国民をバカにした話です。
しんぶん赤旗が算出したのは、過去に行われた天皇の即位や退位の礼でかかった費用を元にしたものです。 首相官邸ホームページ「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う国の儀式等」掲載の19年度の「皇位継承式典関係予算額(案)で、「警備関係実施経費」約38億円、「外国賓客滞在等実施等関係経費」約50億円を計上しています。合計約90億円です。
これを参考にしたしんぶん赤旗の算出です。物価高騰もあり、この時の約90億円を上回ることは確実です。
「適正な手続き」と開き直り
この国葬ではさらに問題があります。なんと、国葬での演出業務を東京都江東区のイベント会社ムラヤマが落札したというのです。安倍元首相の在任どきの15年から19年の5年間、桜を見る会の会場設営を担った業者です。
1億7600万円で落札したというのですが、入札業者はムラヤマ1社だけだったといいます。あまりにも出来過ぎたシナリオです。
桜を見る会では、内閣府が入札公告の前にムラヤマなどと打ち合わせをえています。行い、開催スケジュールも伝えています。これが発覚し、野党から批判を浴びた経緯があるのです。今回もまたこのようなことがあってもおかしくありません。
ところが、岸田首相は新潟県で、記者からの質問に「適正な手続きに基づいて行われたと認識している」と答えています。適正な手続きなどはまさに首相の認識でしかありません。一般的にはそうは見ないということに尽きるものです。
同時に首相は「問題視しない」としています。要するに、アレヤコレヤ出てくるので無視するということでしかありません。
首相は、問題を正当化するため、ムラヤマが落札したことで「政府の東日本大震災の追悼式、毎年8月の戦没者追悼式、歴代首相の合同葬、吉田首相の国葬も全て担当している。武道館で事業を担うことができる業者は4社ほどに限られている」としているのです。
時間の経過とともに、安倍元首相の国葬反対の声、民意が広がっています。当初は、銃撃・殺害というショッキングなことで、安倍元首相に同情的でしたが、統一協会問題で民意は反対の方向になってしまった事です。
水辺 涼の風景 ★18-²★
大阪鶴見区 花博記念公園
ココちゃんです。花博記念公園、大池の噴水、涼しそうだワン😊😁😁
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね。
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 岸田首相が決定した安倍元首相の国葬は、多額の国民が収めた税金を使うだけではありません★憲法に関わる問題があります。憲法14条の「法の下の平等」に反します。19条の「思想及び良心の自由」にも明らかに反することです★にもかかわらず、岸田首相は、法的根拠も、国会にも諮らずに国葬を決定したのです。国葬をするなら、最低限国会に諮り、議決が必要です。首相は、あれこれ追及されることを逃れるため、臨時国会を開こうとしません。国葬のような重大なことまで独断で決定し、閣議だけで決めているのです★何でもかんでも閣議決定が正当化されるわけでありません。国会での数の力を背景に、このような横暴なことがまかり通っているのです。まさに自民党のおごり、高ぶりそのものです。