
2022年8月17日 第406号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
8月17日
第406号
編集・ココちゃん
これが医療判断か
感染法上2類相当→5類
岸田首相が、加藤厚労相ら関係閣僚とでコロナウイルス対策で協議。この中で全ての感染者を把握する「全数把握」を見直そうとしています。さらに現在感染法で定められている2類相当の運用をインフルエンザと同じ5類に見直す考えです。現在の第7波収束後とはしているものの、コロナウイルスは、冬だけのものと根本的に異なり、全季節に渡って発生拡大しているウイルスです。全数把握をやめれば、数が減るのは当然ですが、愚策としかいいようがありません。このようなことに、国だけでなく、東京都医師会までが同様になっていることです。
インフルと同じではない
おかしい、国も都医師会も
コロナウイルス=国立感染症研究所ホームページから
全数把握見直しは愚策
この見直しは、第7波収束前から検討を進め、収束すれば速やかに見直すとしています。
つまり、第7波がくれば、見直した策で対処し、全数把握はやらない。第5類として扱うということなのです。
今でも第7波の収束の兆しが見えていない中で、国はこの夏行動制限をなくしています。
16日21時現在の新規感染者は前日比で162100人、重傷者はプラス7人で614人、死者はプラス311人の35729人です。
政府は、全数把握の見直しで保健所や医療機関の負担軽減を図るとしていますがお門違いもいいとこです。全数把握をやめれば、その分数が減るのですから、負担が減るのは当然のこと。ですが、逆に感染者を拡大させることにしかなりません。そもそも、全
5類引き下げ、自費負担にするのか
数把握は感染拡大を減らすためにやってきたことではないのか。その根本的なことが置き去りにされているのです。
こんなことで、コロナ感染を終息させられるはずがありません。必要なのは収束ではなく終息なのです。このことが政府や都医師会は全く理解しておらず、目先のことしか考えていないことです。
厚労相は、14日まで1週間の新規感染者は前週比で9%減ったとして、収束の兆しが出ているような判断をしています。今の半数位になればすかさず全数把握をやめ、位置づけを5類に引き下げるつもりなのでしよう。
位置づけを5類に引き下げた場合、公費によるワクチン接種がなくなります。これをどうするのかという問題も出てきます。自費でのワクチン摂取を嫌って感染が再拡大するようなことにでもなれば元も子もありません。今までやってきたことは何だったのかということにもなりかねないことです。
政府はワクチンにかかる出費(歳出)を抑え、軍拡費に回そうとしているならばとんでもないことです。
感染者の全数把握を見直すということは、感染が確認された人との接触者などの追跡調査などはやらないということでもあり、そこから感染が拡大することは避けられません。
だいたい、保健所や医療機関の負担を軽減するとしていますが、負担になるほど保健所や公立医療機関の削減をやってきたのはどこのだれなのか。紛れもなく国そのものではないのか。負担軽減など正に「おまえが言うか」です。
国がやってきた責任を棚上げにし、「終わりなきコロナ」にするような愚策は許されることでありません。
水辺 涼の風景 ★12★
大阪市東平野区 瓜破霊園池
ココちゃんです。霊園に池があったワン 涼しそうだワン😘😊😊
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね。
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 現在のコロナウイルスの感染を、国は季節性のインフルエンザと同じ扱いにしようとしています。コロナウイルスは、感染法で新型インフルエンザ等感染症として分類されています★この法によって、濃厚接触者の待機期間もあり、位置づけは2類です。これを季節性インフルエンザと同等の5類にするというのですから問題視されるのは当然です★東京都医師会の尾崎会長は「全数把握はすでに破綻している」と見ています。それは現状を見るとうなづけますが、「定点観測に切り替えても感染動向は把握できる」としていることです。これは政府が検討を言い出した全数把握の取りやめを追認するものでしかありません。医療判断として疑問アリです。