
2022年7月16日 第374号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
7月16日
第374号
編集・ココちゃん
安倍元首相国葬に反対
「非業の死」印象づけになる
岸田首相は、選挙演説中銃撃を受けて死亡した安倍元首相の葬儀を国葬として秋に行うとしました。暴力に屈せず民主主義を断固として守り抜くなどとしていますが、全くの筋違いです。国葬でやるというのは、岸田首相が故人の疑惑を隠すものであり、到底容認できるものではありません。非業の死を国民に印象付けるものでもあり、半強制的に国民にも押し付けることにほかならないものです。だいたい、国葬とする確かな根拠がありません。それまであった国葬令は47年に失効になっているのです。
疑惑封じでしかない
森、加計、桜、被疑者隠し
安倍元首相の死亡を報じる全国紙=撮影・ザウルスちゃん
国に貢献でなく、自民党への貢献
戦後、首相経験者が国葬となったのは吉田茂首相だけ。この時は佐藤栄作政権が例外としておこなったものです。
中曾根康弘首相の時には、内閣と自民党の合同葬でした。今回、岸田首相が執り行うとしている国葬は、安倍元首相の被疑者隠しでしかないと言わざるを得ません。岸田首相は、先に、森友公文書改ざんで自責の念に耐え兼ねて自死した赤木俊夫さんの件、妻雅子さんが起こしていた訴訟を全面的に認め幕引きを図っています。政権運営で支障になることは幕引きを図る。それが岸田首相の姿勢です。
今回も、法的根拠がないにもかかわらず国葬としたことは、森友、加計、桜など、「被疑者」である安倍元首相の疑惑封じ、被疑者隠しでしかありません。
そもそも、多くの国民が国葬を望んでいるわけでもありません。それに遺
国葬で弔意を半強制
これこそ民主的ではない
族でもある妻の昭恵さんは身内だけで執り行うとして葬儀を済ませています。これは、夫である元首相には数々の疑惑があり、国葬では、問題になりかねないと考えたからでしょう。
国民の、安倍元首相に対する意識は大きく分かれています。こうした中で国葬とするのは、国民の意識を無視し、国民を二分するようなものです。
参院選挙の最中に、言論を封殺するかのような銃撃殺害は絶対に認められることではありません。ですが、岸田首相が国葬の理由として示した「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示すもの」などは、聞こえの良い言い訳にすぎないものです。
だいたい、岸田首相そのものが、民主主義を重んじているのか。このように国葬にすること自体が民主主義をないがしろにした独断にすぎないことです。
「野党の声など聞いたことがない」と言われるように、これが岸田首相。「民主主義を断固守り抜く」などと堂々と言うことこそがおかしいのです。「あなたがそれを言うか」と言い返してやりたいものです。
国葬となれば、国民もこの日は弔意が半強制的になります。半強制的など民主主義ではありません。安倍元首相への評価は全ての国民が同じではありません。
先述した森・加計・桜の問題が未解決のまま残っています。国民はこのことを忘れていません。元首相死亡でも、被疑者死亡で裁判所に送らなければならない案件を幾つも抱えているのです。疑惑の幕引きを図るような国葬は断じて認められません。
ココちゃんです。
わ~い きょうのおやつ、パフェとプリンだワン 😍 😊 😊
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね。
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 安倍元首相の国葬で、野党も反対しています★日本共産党は「弔意は内心の自由にかかわる。国家が弔意を求めたり事実上強制したりすることはあってはならない」と志位委員長★れいわ新選組は「神格化されるような国葬を行うこと自体がおかしい」との声明を発表しています。社民党は服部良一幹事長が「評価が大きく分かれる中で、国家が国葬として国民に政治的評価を事実上強制することは行うべきではない」との談話発表です★立憲民主党泉健太代表はTwitterに「政治的に急ぎ過ぎたことが混乱を招いている。政府は追悼の在り方を熟考すべきだ」と投稿しています。各党どれも意にかなったもの。こうした声を聞き入れることこそが民主主義なのです。