
2022年7月11日 第369号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
7月11日
第369号
編集・ココちゃん
何でもテロでよいのか
安倍元首相選挙演説中銃撃
安倍元首相が選挙演説中に銃撃を受けて死亡したショッキングな事件。メディアも政治家も「テロ」としていますが、この「テロ」としていること、本質を考えたものとは言えません。メデイァがこのような表現をすることは誤報の類とも言えるものです。合わせて、警備の問題をアレコレいっていますが、これとてまともな主張とは言えないものです。厳重な警備をするなど、それこそ言論を委縮させることにしかならないものです。
テロの表現は誤報だ
本質を考えるべき
安倍元首相の死亡を報じる全国紙=上から産経新聞、毎日新聞、読売新聞 撮影・ザウルスちゃん
警備を問題視することこそ問題
参院選での応援演説中安倍元首相が海上自衛隊出身の犯人に銃撃され死亡したことで、新聞、テレビなどのメディアはテロとして取り上げています。
このようなことは、メディアだけにとどまらず、政治家も軒並みテロと表現しています。
事件が起きた8日の段階で、「政治的な意図はなかった」と供述しているにも関わらずです。早い段階で政治家たちが「テロ」と断じたこと。その後の供述をまだ知らなかったで正当化されるものでありません。その供述を知らないで「テロ」としたのであれば、根拠もなしにテロと断じたことになります。
ですが、この「政治的な意図はなかった」の供述が明らかになった後、翌9日の全国紙が、直接的、あるいは間接的に「テロ」としています。
産経新聞は1面で主張を掲げ「卑劣なテロを糾弾する」としています。
読売新聞は間接的になりますが「要人テロ戦前から相次ぐ」とテロと同じ扱いにしています。
毎日新聞は、コラム「余録」で「戦後もテロは社会に影
命惜しくば政治家になるな
を落としてきた」と、間接的にテロ扱いです。
「遊説 警備に穴」(読売新聞)のように、各紙が揃って警備を問題視しています。札幌で起きた安倍首相演説でヤジを飛ばした人を警察が強制排除したことを地裁は違法と断じています。
警備を問題視するのは、警備をもっと強化せよということなのです。札幌地裁の判決など頭にないようです。
そもそも、警察に警備をしてもらわなければ演説ができないのであれば演説などしなければいいのです。演説を聞くのは支持者ばかりでありれません。命が惜しいようではそもそも政治家になどなるべきでありません。このような政治家など、議員としてもまともなことなどやりません。
自分の命は惜しいが他者の命は軽んじる。そんな人間でしかないのです。自分は安全な場所にいて、軍(自衛隊)を出すようなことをやるのです。自衛隊員も人間です。鉄砲玉ではありません。
このように命を重んじるという気などさらさらないのです。そんな人が
演説をするなら警備などを断ってやるのがスジではないでしようか。
ただ、今回の場合、参院選最中の演説であっただけに、言論封殺の批判は免れないものです。言論封殺など、あってはならないことです。
事件も、背景がどうあれ、殺害という最悪の蛮行にでたことは絶対に容認できるものでありません。政治的なものが背景になかったとは言え、短絡的に殺害に至ったことの重大性があります。
ココちゃんです。
うわー、おみくじがいっぱい結んであるワンココちゃんもおみくじ引いてみるワン 😘 😁 😁
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=10日、大阪市北区、露天神社 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 選挙時の演説。この演説、基本的に選管から配布される標旗を掲げていればできます。その都度警察官が出動するというものでもありません★ですが、警察官を所轄署署長の判断で出動させることがあります。これが今回ショッキングな事件となった安倍元首相殺害です★ですが、警察官の出動には大きく2つの側面があります。安倍元首相のケースはあくまでも要人としてのもの。逆に共産党委員長などの場合にも出動しますが、これは目的が異なります。警護というより、監視が主要な目的になっています。周辺に集まっている人の撮影などもおこなわれます★明らかに、法の下の平等に反することを警察はやっているのです。現職時は首相でも、この時は一人の国会議員。過剰な警備は問題と言わざるをえません。