
2022年7月4日 第362号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
7月4日
第362号
編集・ココちゃん
行政は業務委託止めよ
尼崎市、USB一時紛失
行政は業務の委託を止めよ。尼崎市が依託した新型コロナウイルス臨時特別給付金支給業務で、個人情報が入ったUSBメモリーを一時紛失する問題が起きました。警察に届け出て警察官とともに周辺を捜索し見つかりましたが、起きるべきして起きたことです。本来行政がやるべきことを外部に委託することがそもそも問題。行政は、小さな行政ではなく、必要な職員はしっかりと確保すべきです。
小さな行政より必要な職員
委託、問題生み出すだけ
尼崎市役所(Wikipediaから)
個人情報、外部に が問題
紛失したUSBメモリーには尼崎市市民46万人分の個人情報が記録されていたものです。無事に見つかったから良かったものの、これが誰かに持ち去られ、悪用されたら大変なことになります。情報を売却することだってできるのです。このような情報、販売などの業者なら欲しい人がたくさんいます。
この問題のそもそもは、このような業務を外部に委託していることです。近年、このようなことは、国に至るまで常態化しています。受注した企業が手がけず、利益の中抜きで、下請けに出す。さらにそこから下請けにというケースも珍しくありません。
尼崎市が業務委託をしたのは、東京に本社があるBIPROGYという情報システムの大手です。
大阪府吹田市にある同社のコールセンターで、尼崎市民の問い合わせ対応でデータをコピーしています。
紛失した男性は元データが入ったUSBメモリーをカバンに入れたまま居酒屋で飲酒。泥酔して路上で寝込んでカバンごとな
受注案件、再々委託4社
くしたものです。
ところが、その後その紛失したUSBメモリーを受注した社が再委託した社員としたものの、そうではなく、再々委託の社員だったことがわかったのです。
なんと、受注した案件が4社にまで流れていたのです。とんでもないこととしかいいようがありません。
だいたい、自社でこなせない案件を受注すること自体が問題なのです。このようなことは、大手建設企業などでは日常的になっていますが、このようなことは絶対になくすべきです。自社だけですべてこなせないのであれば、最初から部分的に請け負う業者を入札などで決めるべきです。
今回の件では、データをUSBメモリーに記録して持ち運んだことも問題です。このような、安易な方法だと、いつ外部にデータが漏出するかわかりません。現にこのような事態になったのです。尼崎市にも、データに関わる厳格さに欠けていたことです。
しかも、受注したBIPROGYは、尼崎市の住民情報管理システムを開発し、30年以上もの間関連業務を受注していたのです。
入札を得ることもない随意契約、特定の企業がこのように長期に渡って業務を受託すること自体が受託の囲い込みでしかありません。このようなことで発注してきた尼崎市の甘さは厳しく問われなければなりません。
尼崎市は、同社一社に発注が集中することの解消を考えていたともされます。しかし、他社では困難として結果的に同社になってしまっているとしています。
ならば、なおさらこのような業務は行政側でやるべきです。
お花って ★94★
きれいね
スモークツリー
ココちゃんです。
わー変わった花だワン 😍 😂 😂 スモークツリーって名札ついてるワン メモメモ 😂 😁
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪市東住吉区、長居公園 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ20年に、国民一人に110万円が給付された時も尼崎市はBIPROGYに業務を発注しています。随意契約です。この時の委託料は3億5800万円です★46万市民への給付金支給に3億5800万円の委託料をかけているのです。職員でこれをさばけないというのでしょうか。ならば職員を増やすべきでしょう★とにかく職員を減らし、外注量を増やせばよいというものではありません。今はIT、デジタルの時代です。今後ますますこの分野が重要視されます。こうした分野に精通した人材・職員を確保することを重視する必要があります★当然ながら、行政内にもそうしたシステムの構築が必要です。となれば、何も外注などする必要はないはずです。やはり上に立つ長(市長とか町長)の問題なのでしょう。