
2022年6月30日 第358号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
6月30日
第358号
編集・ココちゃん
東電管内電力逼迫
再エネ、省エネ怠った結果
東京電力が27日、電力が逼迫するとし、電力逼迫注意報を発令。その後4日連続で継続されています。経済同友会の代表幹事は「安全を確認できた原発の再稼働を今以上に進めないといけない」とし、再稼働を急ぐべきとしています。とんでもありません、安全な原発など存在しません。「反省が必要」などとしていますが、同友会こそなんの反省にも立っていません。このような姿勢が絶対安全とした原発が福島で事故を起こしたのです。
原発頼みが招いたもの
エネルギー移行可決
大井水みらいセンターの太陽光発電プラント=大阪府藤井寺市、撮影・ザウルスちゃん
世界の流れは再エネだ
大阪府藤井寺市にある大井水みらいセンターには、太陽光パネル6018枚からなる発電プラントがあります。一般的な世帯の440世帯が1年間使える電力を発電しているのです。年間158万kWhの発電能力です。
原発再稼働を言う経済同友会に属するメンバーがこのような施設を持っているでしょうか。ふんだんに電力を使うだけではないですか。原発が絶対安全なら、あなた方メンバーの事業所前に原発を建設してもらったらどうですか。
自分らの立地に原発がないからこのような無責任なことを言えるのです。
このような無責任な発言は経済界と同じく、自民党・公明党の与党、補完勢力の維新、国民民主も主張しています。
このような無責任な人たちが再エネ推進を遅らせているのです。立憲とて無実ではありません。かつての民主党政権で原発推進
再エネ「負担増招く」と産経
太陽光、風力だけ上げ、洋上、地熱触れず
を国の政策に掲げたのです。
そして事故が起き、まともな対応すらできず、住民を翻弄させています。そんな民主党の寄せ集めが立憲ですから、いわゆる「前科者」の集まりであり、大口などたたけるものでありません。
ところが、共産党は「お友達」でいたい立憲に対してはこのようなことを全く言わず、自公や維新、国民を批判するだけです。このような共産の姿勢は問題アリです。お友達なら免罪にするようなことでしかありません。
自公や補完勢力の維新、国民などは「再生エネは、原発稼働で調整が難しくなる」と、電力会社側に立った主張です。
自民党ご用達右翼系の産経新聞などは「原子力の最大限活用を」などと煽りたてています。しかも、再エネの導入は、「買い取りで賦課金として電気料金の一部から徴収され負担増を招く」などと断じているのです。
「国土が狭く、太陽光、風力発電の適地が少ない」としています。周囲が海に囲まれ洋上風力という発電も、有数の火山国であり、地熱発電を活用できることにも全く触れず、原発はコストが安く、CO²も排出しないと一方的な主張で読者を欺いています。
つい先日の24日、原子力研究開発機構がふげんの使用済み核燃料をフランスと処理委託契約の記事がありました。輸送と再処理に350億円です。しかもこれで終わりでなく、再処理で発生する廃棄物は日本に持ち帰るというものです。
これはふげんだけのこと。沖縄を除く電力会社はどこも堆積しています。この処理も決まらずです。処理が出来ても莫大な費用が生じます。こうした費用を考えれば原発は安いエネとはいえません。
お花って ★91★
きれいね
ハ ス
ココちゃんです。ハスが咲き始めてきたワン😍 😊 😊
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪府八尾市、久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ国際機関IRENAが3年前に「化石燃料に大きく依存し、エネルギー移行に対応できない国はリスクにさらされる」と警告しています。それが現実になったのが東電の電力逼迫です★世界の流れは再エネに舵を切っています。ところが、日本はいまだに、石炭火力に固執し、原発を主力電源に位置づけるありさまです。これでは再エネの利用など進むはずがありません★一時的な電力の逼迫は当然ありうること。こうしたことに対し、政府はどう対応してきたのか。節電、需要調整、蓄電システムの活用などをおろそかにしてきたのです。電力逼迫を理由に停止中のものまで稼働させるなど、意図的にこうした事態を狙っていた火事場泥棒と同じです。