
2022年6月26日 第354号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
6月26日
第354号
編集・ココちゃん
温暖化 森林の最大活用を
林業、重要産業に位置づけて
25日、群馬県伊勢崎市で40・1度を記録しました。6月に40度を超えるのは全国で初めてのこと。明らかな気候変動による異常気象です。こうしたことは、温暖化対策に一刻の猶予もないことを物語っています。50年度までになどと悠長なことを言っている場合ではありません。化石燃料による火力発電をやめ、再エネに切り替えること、同時進行しなければならないのは森林・緑の活用です。林業を重要産業に位置づけ、大胆な都市緑化が必要です。
疑問、カーボンオフセット
努力なき利用では
空に向かって伸びる樹木=6月26日午前5時20分 大阪府八尾市、久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん
大胆な都市緑化を図れ
車をEVにしても、水素にしても、必要なのは電気です。電気がなければ充電も水素も作れません。その電気を作るのに、化石燃料では話になりません。実用化できるのかどうかもわからない未知の技術に頼って化石燃料を使い続けることはとんでもない誤りです。
森林がCO²を吸収することは誰でも知っています。この森林を最大限に活用することを急がなければなりません。それでも、現状では、人間活動によって排出されるCO²を森林が吸収している割合は排出の94億㌧に対し43億㌧の吸収と半分以下でしかありません。あとはどんどん蓄積されているのです。
しかも、異常気象による森林火災や、農作物栽培、畜産、レアメタル採掘などでどんどん森林が破壊されているのです。2秒間にサッカーコート1面分がなくなっているというのですから深刻な問題です。
地球上にはアマ
国産材活用、植樹循環必要
ゾンの大規模な熱帯雨林があります。アマゾンが吸収するCO²は900から1400億㌧。世界的に人為的に排出される分の9年から14年分に相当します。
このように効果があるのが森林なのです。日本は世界でも有数の森林国で、戦後植樹された木が育っています。木は年数が経てば良いというものでなく、高齢になるとCO²吸収量が減少します。それまでに伐採し、材木として活用し、新たに植樹しなければなりません。
政府は、森林が吸収するCO²をクレジット化(Jクレジット)し、カーボンオフセットを目指す企業などに販売する制度を作っています。
ですが、大林組のように、低炭素コンクリートに舵を切るなど努力をし、なおかつそれでも0にできない分をクレジット購入で相殺するようなところもあるかと思えば、ほとんど削減への努力をすることなく、クレジット購入で相殺する企業やイベントなどに見られます。このようなことは疑問としかいいようがありません。
削減への努力が見られない企業やイベントなどにはクレジット販売をしないことです。
森林だけでなく、都市の大規模な緑化を実践することです。大阪には御堂筋のような銀杏並木がみられますが、これは削減を目的として植樹されたものでありませんが、今となっては大いに削減に貢献していると言えます。
このような緑を可能な限り大胆に増やすことです。大阪を例にしても、植樹できる余地は多く残されています。
ココちゃんです。
ツバメのお子たち、朝ごはん待ってたワン ここで巣作り、今年2回目なんだワン 😍 😊 😊
ザウちゃんナイスショット 😘
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=6月26日午前6時、大阪市平野区 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ森林の多くは国有林であったり、地方自治体所有が多くを占めています。もちろん個人所有林もあります。何れにしても、林業を採算のとれる産業にすることです★現状では、林業に従事する人が減少しています。ピーク時からすると3分の1にまで減少しています。従事者を増やすには、採算のとれる産業にすべく、国産材として大いに活用することです★外材が主流になり、国産材が減っていることです。外材は、いくら防除しても、外来生物が国内に入り込んだりします。国産材だとその心配はありません。なによりも国産材は外材より遥かに優れているのです★材として利用し、またその後にすぐ植樹をして次世代に受け継いでゆく。こうすることによって森林が持つCO²吸収機能が循環することにつながります。