地熱発電所挑戦を歓迎

2022年6月14日  第342号

ココちゃん通信

発行人      

大阪のうめ吉     

2022年       

6月14日    

第342号     

編集・ココちゃん  

地熱発電挑戦を歓迎

業務スーパー創業者が建設中

車を全てEVにすると、電力供給の裏付けがないまま大風呂敷を広げて啖呵をきる岸田首相ですが、原発や石炭火力に固執しているなかで、世界第3位の地熱大国なのに、その利用促進は言わぬまま。そんな中にあって、全国展開する業務スーパーの創業者が地熱発電の開発に乗り出しており、来年には第1号が完成し、8000世帯分の電力を供給します。こうした先駆的な取組みを歓迎するものです。

会社立ち上げ全国奔走    

第1号、熊本県小国町     

北海道森町の地熱発電所(独立行政法人機構のホームぺージから)

来年完成8000世帯の電力    

日本は火山国であり、地熱大国です。このような無尽蔵のエネルギーが地下に眠っているのに殆ど活用されていません。こうした要因は原発に固執し、開発してこなかったことにあります。原発が事故を起こせば火力に頼る有様。早くから気候変動が言われているのに、その対策に消極姿勢でした。5月下旬に行われたG7の会合では、合意に反対し、廃止期間も表明せずに、孤立した状態です。             
 政府に地熱発電を主要エネルギーとして活用する気がないということです。                
 米は30年代、ドイツは30年に石炭火力の全廃を打ち出しています。日本は30年も石炭火力維持の方向です。    

政府のこのような姿勢は原発を続け、見返りが期待できる電力会社や関連企業への配慮からです。日本が地熱大国であることを完全に度外視しています。                   
 これまでにも指摘してきていますが、地熱を利用できる地の多くが国立・国定公園などの自然公園です。

リスク高い地熱発電     

調査井戸空振りもある 

ですが、自然を損なうことなく、離れた地から掘り進む斜め堀りという技術が確立されているにもかかわらずです。        

気候変動について、国連が「温暖化ガスの削減が実現できなければ異常気象による被害がさらに進む」と警告しています。
 日本などは、毎年のように集中豪雨で被害が多発しています。こうしたことを考えても、石炭火力を全廃し、危険な原発に頼らない自然エネルギーの活用に方向転換することです。     

 このためには、火山国の利を生かした地熱発電を主とした自然エネルギー活用が不可欠です。                    
 こんな中にあって、業務スーパーの創業者が地熱発電開発に乗り出したことはもろ手を挙げて賛成・歓迎するものです。               
 業務スーパーは、兵庫県加古郡に生まれた創業者が高校卒業後に三越に入社した後81年に食品スーパーを立ち上げ、今では全国に950店舗を抱え、東証上場にまで発展しています。   

この創業者がスーパー経営を長男に引き継ぎ、自らは地熱発電所建設をめざす「町おこしエネルギー」を立ち上げました。              

その第1号となったのが熊本県です。来年12月に完成し、23年4月から稼働開始ということです。これだけで8000世帯に供給出来る電力なのですから半端なものではありません。   
 こうした地熱発電所を全国に広げるというのですから、この意気込みはいかに、気候変動を重視しているかということにもつながるものです。          

裏付けもなく、大風呂敷を広げる岸首相とは大違いです。                   

もちろん、温暖化対策は一国だけで出来るものではありません。

お花って          

  きれいね    ★81★

サルビア   

ファリナセア      

                  

ココちゃんです。        
 長い名前だワン メモメモ 😘 😂 😂           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪府八尾市 久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん   

みなさん               
おはようございます うめ吉

この欄はココちゃんの担当です

道しるべ各地の地熱発電所、その多くは大手電力会社によるものですが、積極的な姿勢ではありません。なぜかというとリスクです★地熱発電の開発には調査井を掘る必要があります。しかし、その調査井がそのまま実用化出来るものでなく、出来ないことが少なくありません。その井戸1本の掘削に数億円もかかるのです。さらに、実用できる井戸が見つかっても、発電施設全般の工事があり、運転開始までに10年以上かかります★これほどリスクが大きいことで大手電力が消極的、普及しない要因なのです。そんなリスクの高い地熱発電所建設に臨んだのが業務スーパーの創業者なのです。場合によっては私財を失うかもしれません。いかに地熱発電にかける意気込みが強いかです。 

地熱発電所挑戦を歓迎」に6件のコメントがあります

  1. この量の文章をブログ発信で毎日書いているんですね。
    すごいことだ しかももうすぐ、1年続けていることになる。
    恐れ入ります。
    毎日書くことで何か変化はありましたでしょうか。
    そういう部分を聞いてみたい。

    いいね: 1人

    1. 随筆家さんさん、こんにちは、有難うございます。この「ココちゃん通信」確かに間もなく1年になります。オピニォン新聞とあって、万人向きではないと思います。
       たとえば深く政治にかかわる問題で、野党でも、立憲民主党支持の人たちからすれば、自身の支持している党を批判されるのは不愉快であり、反感をかうでしょう。共産党にしても同じです。ですが、おかしいことはおかしいと、真向から批判しています。それを、批判されて反感をもつだけでは、その党は良くなどならないでしょう。おかしなことは、たとえ支持者であってもその党に進言すべきです。このような立ち位置で記事を書いているわけです。
       そんなことで、反感をかうことが多いからでしようか。なかなかフォロワーさんが増えないのも事実です。ですが、たとえフォロワーさんが増えなくても、八方美人的な記事を書いて多くの人の支持を得ようとは思っていません。
       自身、テレビなどの映像は好きでなく、殆ど見ることがなく、3年前くらいに廃棄しました。自身にとっては新聞がすべてであって、新聞があればテレビを必要しません。かつては2紙を定期購読していましたが、10年くらい前から定期購読をせず、必要に応じてコンビニや販売店で一部買いをしています。
       その範囲も特定の新聞ではなく、5大全国紙としんぶん赤旗、それに大阪の地方紙の大阪日日新聞です。時によって複数購入することもあります。ニュースなどの扱い方を比較するためです。そうして様々な情報を身につけ、記事を書いています。長年こうしたことをやっていると、記事内容を要約する力が自然と身についてきます。
       自身は義務教育しか受けていませんが、とにかく新聞好き人間です。このような、日刊で出す新聞だと、休めば日刊になりません。さらに特徴的なのは一般新聞でも休刊日がひと月に一度あるのに、「ココちゃん通信」は休刊日なしです。とにかく、一度休めば2度3度となり、それが広がって休んでも気にならなくなります。そうならないよう、とにかく毎日続けることを徹底しています。
       それが逆に「休めない」という観念のようなものを作り上げていると言えます。これが大きな変化と言えると思います。
      「ココちゃん通信」は自身うめ吉(本名は古谷守)とココちゃんというワンちやん、それに恐竜ステゴサウルスの子どもザウルスちゃんという3人家族が力を合わせて作っているとの設定です。写真も記事に使えるようなものを撮り集めています。警察、役所など、有名な企業、公共施設、マスコミ関係の社屋など幅広く時間を使って撮り歩いています。

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  2. なるほど、なんだか懐かしい気持ちになりました。
    私の父親も新聞が大好きな人で、よく切抜記事を大切にバインダー保管していました。

    小さい頃は、日曜日に、よく国会あたりのデモ行進に参加させれていました。
    そんな環境で育ったにも関わらず、私は政治には「からっきし」なもので、、、、

    政治家に期待するより自分でなんとかする、というような姿勢で生きてきました。

    でも誰かが言葉を発信しないと、
    「若い人間は選挙に行かず寝て居ろ」なんて言葉が以前あったような。

    大切なことですよね。

    私も今後、ココちゃん通信読ませていただきます。

    言いたいことを言うっていうのは大切なことだ。
    体に気を付けてこれからも頑張ってください。

    いいね: 1人

  3. 随筆家さん、有難うございます。よろしくお願いします。
     付け加えますと、ココちゃんはまだ子どもの女の子のワンちゃんなんです。このワンちゃんの描いたイラスト作者さんのペンネーム「ここじろー」からココちやんって名前にしました。元のイラストのワンちゃんをより可愛らしく手を加えています。
     そんなココちやんが編集長、公園で一人ぽっちで淋しそうにココちゃんとこに寄ってきたザウちゃんを連れ帰り、家族にしたのです。ザウちゃんは、ココちゃんが子どものステゴサウルスをザウちゃんって呼んだことからついた名前です。この子も女の子でカメラマン役です。自身うめ吉が記者ってとこです。

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  4. こんばんは、実は今朝ネットでこの記事を見て関心し、予定していた買い物先を業務スーパーに変更しました。
    日本初の正確な地図を作った伊能忠敬は、私財を用いて諸国を歩き地図を作りました。
    業務スーパー沼田社長は大きなリスク覚悟でもエネルギー事情改善に挑んでます、一刻も早くこういった試みをサポートできる環境を整えてもらいたいものですね。

    いいね: 1人

  5. koaromanさん、こんばんは、いつも有難うございます。業務スーパーは、うめ吉もよく利用しているスーパーです。そんなこともあってこの件を取り上げたわけです。
     このようなことは、やはり国が率先して取り組むべきことです。重要なエネルギー確保になることですから、支援すべきです。技術も確立されているのに、原発や石炭火力に固執するなどとんでもないことです。
     異常気象と言われたものが、近年では当たり前のようになって災害を引き起こしているのです。日本が頑張って対策を講じても、一国で解決できることではありませんが、このようなことは率先して実行することが大事です。

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