
2022年5月29日 第326号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
5月29日
第326号
編集・ココちゃん
財政民主主義無視補正予算
コロナ・物価対策予備費称し1兆1,200億円
2022年度補正予算案が衆院本会議で可決しました。自公、国民民主の賛成です。補正予算案は、予備費を大幅に積み増したもので、国会審議を経ず、政府が思いのままに使えることになります。財政民主主義を無視したもので極めて問題です。31日の成立を目指しています。
問題、予備費の積み増し
歳出は国会で決めるもの
衆議院(Wikipediaから)
国会審議なく思いのまま
今回の補正予算案は、総額2兆7009億円。全額新規国債(赤字国債)発行によってまかなわれます。
一般予備費として4000億円、従来のコロナに物価高騰によるコロナ・物価対策予備費としたものになっています。
特に問題なのがこのコロナ・物価対策予備費です。物価対策と称していますが、ガソリン・燃油対策だけで、著しい物価高騰に対して、多くの国民、中小零細事業者支援など、必要な施策がないに等しいものになっていることです。
プーチン・ロシアの、ウクライナ軍事侵攻によって、制裁と輸出ストップなどによってあらゆる物価が値上がりしています。
所得の多い人にとって影響は少ないでしょうが、所得の少ない人にとっては大きな打撃です。
今、政府のやるべきことは、この補正予算で国民、中小零細業者への支援です。にもかかわらず、それが置き去りにされています。
この補正予算を国会審議で所得の少ない人への施策にするのと同時に、等しく国民に行き渡る消費税の減税、それに最低賃金の引き上げ、年金削減や医療費の窓口負担の引き上げをやめることです。
税金の最終的な使い道は国会審議で決めるものです。
物価高、消費税減税不可欠
にもかかわらず、予備費として一括りにしてしまっていることです。このようなことは、近年あたりまえのようにおこなわれています。この背景にあるのは、さっさと国会を閉じて、色々な面で国会での追及を逃れるためでしかありません。
食料自給率の低い日本が直面しているのが輸入される食糧の値上がりです。特に小麦を使った食品、パン、麺類など、食の変化で主食になっているものの値上がりです。
このような値上げラッシュの中にああって、年金の削減など、やるべきことでないことをやっているのです。75歳以上の医療費窓口負担は2倍化です。
こんなことをやりながら、軍事費増額を政府が目指しています。クライナに便乗したこのようなやり方は間違っても良い方向にはいきません。
今回の補正予算で、国民民主がまたも賛成しています。完全に与党化してしまったと言わざるをえません。補正予算案の質疑で、立憲の議員が「遅い、小さい、中身がない。国民生活を支えられるわけがない」と。
れいわ新選組の議員は「物価が上がっている時には物価を下げなければならない。国が吸収すべき。消費税を廃止すべき、最低でも減税が必要」としています。
当然なことなのですが、その当然なことを政府がやろうとしていないことです。消費税について首相は「社会保障の安定財源と位置づけられている」とまたも見え透いた欺きです。ならば、どうして年金削減や75歳以上の医療費窓口負担の2倍化などが出てくるのか。結局は多くの財源を軍事費につぎ込んでいるからでしかありません。
お花って
きれいね ★73★
ファリナセア
ココちゃんです
白い花が咲いてたワン 難しい名前だワン、メモメモ 😂 😁 😁
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪府八尾市、久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ2022年度補正予算案の審議でまたも出てきた首相の「消費税は社会保障の安定財源」。れいわ新選組・櫛渕万里議員への答弁です★消費税は、社会保障だけの財源ですか。それなら、本来社会保障の財源も一般財源にあるはずなのですが、それにプラスして消費税の財源があるのではないですか★21年度の税収総額は57兆円。この内の35%が消費税。法人税が毎年引き下げられ、消費税が上回っています。社会保障費は35兆8千億円。と言っても、これには年金が含まれ、年金は持ち出し分がありますが、国民が掛けてきたお金です★この年金を引けば一般社会保障費は23兆1787億円。消費税収が20兆円を越えているので実質3兆1787億円。対して軍事費は社会保障費より遥かに多い5兆5千億円の歳出です。