会社、国の責任も重大

2022年5月28日  第325号

ココちゃん通信

発行人      

大阪のうめ吉     

2022年       

5月28日    

第325号     

編集・ココちゃん   

会社、国の責任も重大

観光船引き上げられ網走港に

北海道知床沖で沈没した観光船KAZU Ⅰ、一度引き上げるも、より深い場所に落下させる失敗をしましたが再引き上げ、27日に網走港に運ばれました。いまだに12人が見つかっていないなど、事故の大きさ、安全より収益を優先した強欲会社だけでなく、所官庁である国交省が幾つもの問題を見逃してきたことで起きた惨事です。

幾つもの問題見逃す    

双方のいい加減、漁民に負担かける

事故前の観光船KAZU Ⅰ (同社ホームページから)   

安全より収益の知床遊覧船   

詳細な原因は、引き上げられた船体の検証で明らかになるでしょう。    

それ以前に、観光船は、この日、網走地方気象台が注意報を出していたにもかかわらず、漁師が漁を打ち切って港に帰っているのにです。     
 しかも、同業者が「出航しない方がいい」と忠告しています。船長は「はい」と返事をしながら出航したことは社長が出航を指示したものとしか考えられません。強欲な社長にたてつくようなことはできなかったということです。        

ひとたび事故が起きれば自身の命も危なくなるのに、それでも出航したことで船長を責めるのは酷です。なによりも強欲社長の安全より収益優先です。安全など微塵も考えていなかったことが、数々の証言で明らかになっています。             

別の観光船会社の乗組員は「船の前側に亀裂が入っていた」と。にもかかわらず、修理もせずに船を出したことです。               

会社事務所の無線設備が壊れたままだったこと。通信圏外の携帯電話を通信手段にしていたこと。航行中の定点連絡をしていない(通信圏外の携帯ではできるはずがない)。事故時、会社に社長がいなかっ

問題あり、公明党の国交相

た等々、幾つもの問題が重なって起きたことです。             

対して、所管の国交省はどうだったかといえば、ここにも重大な問題を見逃していたことがあげられます。        

運行記録が風・高波・視程が2週間に渡ってほぼ同じという不自然にもかかわらず、見逃していたこと。通信手段として、確認もせずに通信圏外になる携帯会社の携帯を容認。                

国側の監査・検査のズサンさが浮かびあがっています。 

所管の国交省の公明党の国交相は事故後に検討委員会設置を発表しています。事故がおきてからこのようなことをやっても、起きた事故がなかったことになどなりません。               

国は毎回事故が起こるたびにこのようなことをやりますが、やるなら事故が起きる前にやるべきことです。今回の事故など、まさにやるべきことをやっていなかったことです。こんな初歩的なことも実行出来ていないのです。自公政権ができてから、ずっと公明党が国交相のポストについています。公明党の国交相は辺野古新基地の問題にみられるように、法を捻じ曲げてでもやる大臣です。職務に対する真剣さが全くみられないことです。         

このようなことが、見逃しや形ばかりのものになって事故が引き起こされたことです。ポストが欲しいだけの大臣の国交省では、これからもこのような事故が起きても不思議ではありません。              

未だに12人が見つかっていません。事故から1カ月が過ぎ、もう外見ではわからないようになっているでしょうが、せめて見つかって陸に上げさせてやりたいものです。         

お花って          

  きれいね      ★72★

 ヒャクニチソウ      

                  

ココちゃんです                              

黄色い、カワユスな花が咲いてたワン                  

る 👌 💕 😊              

みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪府八尾市、久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん       

みなさん               
おはようございます  うめ吉

この欄はココちゃんの担当です  

道しるべ 知床観光船の事故で、亡くなられた方、心よりご冥福をお祈りいたします★事故当日、知床には強風・波浪注意報が出ていました。以前の亀裂だけでなく、今回、強風で岩礁にぶつかった可能性も考えられます。観光船KAZU Ⅰはこの手の船としては比較的大きいタイプです。ですが、3㍍の波があれば危険です。当然出航できる状況ではありません★事故時の海は5度以下でした。救命胴衣だけでは命を落とします。15分で意識喪失、30分で致死。そんな海水温でした。海の事故で、なによりも頼りになるのは僚船です。ですが、この事故では漁師が港に帰り、KAZU Ⅰ単独の航行です。助けてもらえる僚船もいないなかです★海の上ではひとたび事故が起きれば海上保安庁の船は間に合わないのです。

会社、国の責任も重大」への1件のフィードバック

  1. 私も船舶ライセンスを所有してますが、船釣りなどの際、少しでも風が強いと波が荒れ乗っても面白くありません。
    国のズサンさも、今回の事故により浮彫にされたという事でしょうか。

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