EVは温暖化を救うのか

2022年5月23日  第320号

ココちゃん通信

発行人      

大阪のうめ吉     

2022年       

5月23日    

第320号     

編集・ココちゃん   

EVは温暖化を救うのか

地球温暖化による気候変動、対策は待ったなしです。こうした中にあって全ての車をEVにする動きが世界的に加速しています。欧州連合では35年までにエンジンの新車発売を禁止。日本でも同様の対応です。だが、EVが温暖化対策にどれほど貢献するのかには疑問もあります。電気をエネルギーとするわけですが、その電気が化石燃料によって発電されるのでは話になりません。発電もまた脱化石燃料とし、自然エネルギーに転換することが重要です。まして、温暖化対策のドサクサ紛れに原発維持など論外です。

                      

充電の電気どうする 

化石燃料発電の電気では  

EV車 日産リーフ(日産ホームページ) 

自然エネ活用進めねば   

車がEVに代わるのは時代の流れです。それによって、廃業につながる小規模企業も出てきます。車をEV化することで、一つの車に使用する部品が3分の2に減ることになります。減ることになる部品を作っていた下請けの企業などが廃業の危機にさらされます。これも時代の流れなのでしょうか。時代の波に乗り遅れた結果なのでしょうか。                  

しかし、そのEVも絶対的なものではありません。電気を使う以上、ガソリンや軽油などの化石燃料こそ減るものの、電気の使用が飛躍的に増加することになるからです。                    

温暖化対策のためのEV化なら、発電に関わる対策を早急に進めなければなりません。日本や欧州連合より早い米国では30年にガソリン車などの販売を禁止します。もっともそれ以前に販売されたものの使用は廃車まで続くことになります。                    

30年、35年での新規発売禁止は、それでも遅いくらいです。温暖化は待ってはくれないからです。                

毎年のように異常気象が起き、も早

EV化より地熱発電が先

それが平年の気象になっている感さえあります。            

大量にCO²を排出する石炭火力発電を早急にやめることです。にもかかわらず、再生可能エネルギーに重点を置き換えるという姿勢が政府にはみられません。         

温暖化対策は一国一地域だけで達成できるものでありませんが、それでも他国に足並みを揃えるのではなく、率先してやらなければならないことです。再生可能エネルギーで、昼夜の別なく、安定した利用が出来るのが地熱発電です。幸いにも、日本は火山国とあって、地熱には恵まれています。にもかかわらず、ほとんど利用されていないのが現状です。          

こうしたことは、化石燃料や原発に固執しているからです。地熱をエネルギーとして利用するにはその工事、施設づくりに火力や原発以上の歳月を要します。あれこれ言わず早急に取り組まなければならないことです。    

もちろん、温暖化は火力発電、車だけではありません。それでも化石燃料を使う車のCO2排出はかなりのものです。           

EVは、一例で日産リーフをあげれば、62kwのバッテリーで一般的家庭の4日分の使用電気です。家で充電する場合、200Vに契約変更する必要があり、当然基本料金がアップします。                   
 ガソリン車の半分の電気料金というメリットがあるのですが、自宅にガレージがある人に限られます。ガレージを借りている人は市中の充電スタンド利用です。急速充電でも30分かかります。時間をやりくりする必要があります。

ココちゃんです。        

 子どもが釣りをしているとこにサギさんがいるワン 釣れたらちょうだいねって待ってるのかな 😁 😁🤣 

 みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪府八尾市、久宝寺緑地 撮影・ザウルスちゃん    

みなさん        

おはようございます うめ吉

この欄はココちゃんの担当です 

道しるべ

EVにはリチウム電池によるバッテリーが搭載されています。スタンドでの急速充電だと1回の充電は満充電ではなく30分に設定されています。これはバッテリーを劣化させないためです★急速充電は直流電源、普通充電は交流電源です。このように、充電方法で電源が異なります。充電スタンドでは急速充電であり、一言で言えば電気の無駄がなく充電できるということ。対して普通充電では電気が無効になる部分があることで長い時間がかかるわけです★いずれにしても、温暖化対策ということを考えれば、再生可能エネルギーの利用。日本では、恵まれている昼夜に左右されない地熱発電を急ぐことです。車のEV化より先に取り組まなければならない課題です。EV化はすぐにできても、地熱利用には施設づくりに長期に渡る時間がかかるためです。  

EVは温暖化を救うのか」に4件のコメントがあります

  1. Masumi Ohoさん、こんにちは。いつも有難うございます。Masumi Ohoさん、エアコンを使わないということは温暖化を防ぐことにすごく貢献しています。
     うめ吉も、東日本大震災の直後からエアコンは全く使用していません。夏場は網戸にし、玄関ドアを半開きにして風通しを良くし、扇風機だけですませています。その扇風機もよほど暑くなるまで使用しません。震災前までは使うことが当たり前のように使っていたのです。
     とにかくエアコンの電気使用量はすごいですからね。電気の使用量を最小限にとどめるということは、石炭火力を稼働しなくてもすむようになるってことなんです。

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  2. 鋭い指摘に同感します。
    日本でのエネルギー自給率は9%代だったはずです、先にも触れましたが豊かな河川、地熱などエネルギー資源があるにも関わらず、わざわざ海外から天然ガスや石油など高価なエネルギーを買ってます。
    EV化も含めてなぜ遅れてるのかは、一説によると関係企業が路頭に迷うから「もう少し時間が欲しい」の行政指導だとか・・。
    結局利権ですか?電力買取自由化の枠も一割程度なのも頷けます。

    いいね: 1人

  3. koaromanさん、こんにちは。いつも有難うございます。確かにその通りなんです。
     9%台は17年台ですけどだいたいそんなところです。日本のエネルギーは、84%を化石燃料に頼っています。指摘の通りで、関連業者の顔色伺い、それが再エネが進まない理由として確かです。
     地熱など豊富にあるのに、殆ど利用されていません。カナダは国土もめちゃくちゃ広いですが、ナイアガラの滝で知られるように、日本と同様に水資源に恵まれています。その恵まれた資源を最大限に活用し、電力の67%が水力。自国で電力が余り輸出しているほどです。
     日本での水力はほぼ限界かもしれませんが、手つかずのような地熱が豊富です。化石燃料に頼る必要などないのです。それに、日本は省エネという観点にも欠けています。今日の記事に書いたように、リニア中央新幹線、在来新幹線の4倍もの電力を使うものを進めていることです。この事業には、やはり大手ゼネコンが群がっていますからね。

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