
2022年5月13日 第310号


殺された主、帰り待ち1カ月
帰らぬ主待つリニちやん
プーチンロシアの軍事侵攻によってレイプされた上殺害された女性テティアナさん、その死を知らずに帰りを待ち続ける9歳になる秋田犬の女の子リニちゃん。ボランティアの人が保護しようとしても拒否し、1カ月もの間テティアナさんを待ち続けました。ウクライナのグラシチェンコさんがTwitterに投稿したものです。(写真グラシチェンコさんが投稿したもの)
ウクライナ軍事侵攻の犠牲
ロシア軍にレイプされ殺害
ワンちゃんは、ウクライナの首都キーウの西50キロ離れたところにあるマカリウ。リニちゃんと言う名。かつて日本から友好の印としてプーチンに贈られた同じ秋田犬をこんなかわいそうな目にあわせたのです。
健気に主を待つリニちゃんの姿に誰もが涙したでしょう。リニちゃんに話しかけても、リニちゃんにはティアナさんの死など理解できないのです。
SNSには、ウクライナ内務省顧問のグラシチェンコさんや、オレクシー・ゴンチャレンコ国会議員が投稿しています。
主の帰りを待ち続けるリニちゃんを、ボランティアの人が避難所に連れて行こうとしましたが頑なに拒否するリニちゃんでした。主のテティアナさんの知人が保護しようとしても、家の前から離れません。近所の人がリニちゃんにごはんをあげてきました。
最終的にリニちゃんはテティアさんの親戚に引き取られることになりました。
秋田犬はその名の通り、日本で天然記念物に指定されているワンちゃんです。記念物というのには違和感を覚えますが、
それはさておき、一緒に生活しているワンちゃんは大事な家族の一員です。人間と同じです。そのワンちゃん、リニちゃんをこんなめにプーチンロシアがあわせたのです。
「ワンちゃんは家族」の共有を
プーチンロシアは無慈悲な攻撃をウクライナで続けています。どんな理由をもってしても、軍事侵攻が正当化されるものでありません。軍を動かしている野蛮人、ならず者のプーチンを捕え、国際法廷で裁きにかけるべきです。
先日、そんなウクライナから、戦火を逃れて日本に避難してきた女性がひとりのワンちゃんを連れてきました。ワンちゃん、女性にとって大事な家族です。戦火の祖国に置き去りにすることなどできるはずがありません。女性がワンちゃんと連れだってきたのは当然のこと。ところが、日本に着くと様々な声が上がりました。その代表的なのがワンちゃんに対する農水省の対応にたいしてのものです。
農水省は、そのワンちゃんについて、日本では最長で180日、検疫施設で待機することになっていますが、それを大幅に短縮したことです。
関係者からは人道的と歓迎される一方、問題があるともされました。日本はこの65年間、狂犬病の国内での発生がない「清浄国」。だからです。それは厳しい水際対策で国内侵入を防いできたからです。
それはそれで評価できます。しかし、今回のは特殊なケースです。農水省の対応が間違っているとは言えません。それどころか評価できるものです。
ウクライナは狂犬病の発生地域です。ですが、連れだってきた女性が厳格に慎重に対応をすれば防げるはずです。もちろん、すべてのワンちゃんが狂犬病のウィルスをもっているわけではありません。
「ワンちゃんは家族」単なる動物ではない。この考えを多くの人たちに共有してもらいたいものです。
お花って きれいね
ジャーマンアイリス ★63★
ココちゃんです。
ワン もう遅すぎたけどきれいに咲いていたワン 😊 👍 😁
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪市東住吉区、長居植物園 撮影・ザウルスちゃん
みなさん おはようございます うめ吉 この欄はココちゃんの担当です
道しるべ
ウクライナから戦火を逃れ、日本に避難してきた女性がワンちゃんを連れだってきたことで、問題の声があがりました。農水省が検疫施設での大幅な期間短縮をしたからです★わからないわけでありませんが、戦火の中からという特殊な事情は考慮されるべきです。ワンちゃんが狂犬病ウィルスに感染している場合、その潜伏期間は2ヵ月、6カ月のデータもあります。感染していても来日時点では確認できないのは確かです★日本獣医師会が滞在する都道府県の獣医師が健康相談、診療対応を支援としています。それでいいのではないでしょうか。疑問の声を上げる人は、動物愛護法の観点からではなく、「ワンちゃんは大事な家族」この観点で考えてもらいたいものです。まして、今回は遠い国から来たのです。